ベルギーエクスプレス BLOG https://www.belgium-ex.com ja Travel Blog Bean to Bar(ビーン トゥー バー) とは? http:///blog/item/12956.html http:///blog/item/12956.html Bean to Bar (ビーン トゥー バー)という言葉、近年よく耳にするようになりました。豆から棒へ??今日はBean to Barとは何か、その工程 にこだわるショコラティエの裏側に迫ります!   Bean to Bar とはカカオ豆の選別から焙煎に始まり、お客様に届けるチョコレートを一貫して自社で手掛けることを意味します。Bean はカカオ豆、Barはチョコレート(棒状のチョコレート)を指しています。この製法はアメリカで始まり、本場ヨーロッパにも伝わりました。現在は、日本でもBean to Bar にこだわる工房が年々増えています。 ベルギーでこのBean to Bar の製法の先駆けとなったのが、日本でも人気の高いピエール・マルコリーニさんです。彼も当初は大手メーカーから原料となるクーベルチュールチョコを調達していましたが、製法を変更。カカオ農場に足を運んで自らの味覚嗅覚に叶うものをセレクトし、特有の華やかな香りと滑らかな口当たりのチョコレートを編み出しました。 Bean to Bar の製法にこだわることで、時間も手間もかかります。その一方で厳しく選び抜かれた豆を焙煎し、ショコラティエの思う細かさに粉砕すること、工房での繊細な作業などによってその出来上がりは変わっていくそうです。職人ならではのこだわりが、ピエール・マルコリーニさんの香り高いチョコの味に繋がっています。 日本にもベルギーにもいくつか店舗がありますが、正直なところ「ちょっとお値段が張るなぁ。。。」と思っていました。でも、マルコリーニさんは、こう言っています。「カカオ豆の生産者に妥当な金額が支払われ、労働者に適正な報酬が払われているか、児童労働はないか(中略)その上で欧州でベルギーの職人がチョコを作っているのだ」と。 ってことは、私たちは敷居が高いブランド品を買っているということではないのですね。生産者が農場に足を運んで適正な報酬をカカオ豆の対価として払っている。。。消費者の私たちがベルギーチョコを通して、遥か遠くのカカオ農場と結ばれている、それってなんだか美味しくて素敵なことです。 昨今の状況で「グローバリゼーションが行き過ぎた!」ととある専門家が言っていました。でもやっぱり世界がつながっていることはいいこともたくさんあるはず。ベルギーチョコを筆頭に世界各地の「美味しい幸せ」にまた浸れる日を願うばかりです。 参考記事:「フロントランナー ピエール・マルコリーニさん」2020年2月8日付け朝日新聞より Wed, 01 Apr 2020 00:00:00 +0900 安全の情報について http:///blog/item/12950.html http:///blog/item/12950.html   コロナウイルスが猛威を振るい、不安の多い毎日ですね。 現地の状況及び情報は日々変化しておりますので、最新の情報を手に入れたい方は以下のサイトをご参考にして頂ければと思います。 ・在ベルギー日本大使館公式HP⇒https://www.be.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html ・日本の外務省「海外安全ホームページ」⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C035.html ・ベルギーの危険情報 (日本の外務省「海外安全ホームページ」内) ⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_172.html#ad-image-0 このウイルスの流行が1日も早く終息することを願うと共に、皆さまの旅の安全をスタッフ一同心より気にかけております。 Wed, 18 Mar 2020 11:00:12 +0900 ブリュッセルで音楽に満たされる! http:///blog/item/12944.html http:///blog/item/12944.html *昨今のコロナウイルスの影響により、下記、エリザベート王妃国際コンクールの5月の開催は中止となりました。現在、延期によって開催するかどうかを検討中だそうですので、ご了承下さい。(2020/4/1) 恩田睦先生の「蜜蜂と遠雷」直木賞と本屋大賞のダブル受賞でピアノの国際コンクールを随分身近に感じるようになりました。あの小説は、浜松国際ピアノコンクールが舞台でしたね。。。 世界の3大音楽コンクールといえばショパン国際ピアノコンクール、チャイコフスキー国際コンクール…そして、3つ目のコンクールの名前に窮してしまいがち。そのコンクール開催地こそがベルギーのブリュッセルなのです! ベルギーで行われる、エリザベート王妃国際コンクール(Queen Elisabeth Competition)の開催は1931年に溯ります。当初は、ベルギー出身のヴァイオリンの巨匠ウジェーヌ・イザイを称えて始まったものでした。その後音楽に深い造詣のあるエリザベート王妃の名前を冠するコンクールとなり、現在は、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽の4つの部門があります。 それぞれの部門が3~4年おきに開催されていて、2020年は5月4日から30日までピアノ部門の開催です。予選の結果、今年は19か国74名の才能あるピアニストが選出されました。なんとその中に日本人も9名選出されています!冒頭でお伝えした、ショパンコンクールやチャイコフスキーコンクールのように祖国のピアノの巨匠への思い入れが少ないために審査が公平だと評価されているそうです。 日本人の活躍が楽しみですね! ブリュッセルはクラッシックだけでなく1年中、音楽が楽しめる場所ですが、特にジャズのイベントは豊富です。5月29日から31日までの3日間は、ブリュッセル ジャズウイークエンド(Brussels Jazz Weekend)として、グランプラスや聖カトリーヌ教会広場などで無料でジャズコンサートが行われます! 「ジャズマラソン」から「ジャズウイークエンド」に名を変えてから、今年で4年目。オープンエアーでも行われますし、カフェやバーでも無料の演奏が行われ街中が軽快なジャズの音色に包まれます。 また、ブリュッセルやフランダースの主要都市8か所では4月から10月までクラッシック音楽の祭典(フランダース音楽祭)が開催される予定です。この音楽祭は長期戦ですので、予定が合う方もいらっしゃるかもしれまんせんね。 心配ごとで心がささくれ立ってしまう時こそ、音楽のヒーリング効果の出番です! ☆詳細については、日々状況が変化しておりますので公式HPにてご確認下さいますようお願い致します。↓↓↓ ・エリザベート王妃国際音楽コンクール⇒https://queenelisabethcompetition.be/en/competitions/(英語、仏語) (現時点では実施の予定。コロナウイルスの影響については、4月初旬に検討するそうです。) ・ジャズウィークエンド⇒http://www.brusselsjazzweekend.be/(仏語、蘭語) ・フランダース音楽祭⇒http://www.festival.be/(英語、蘭語) ☆ブリュッセルを巡る関連ツアー 【2020年8月】ブリュッセルのフラワーカーペットと美しき水の都ブルージュに泊まるベルギー4日間 【2020年8月】ブリュッセルのフラワーカーペットと人気の2都市ブルージュ・アントワープを巡るベルギー4日間 【片道送迎 】ブリュッセル発→デュルビュイ着★アンヌヴォワ城&モダーヴ城観光付★日、水、金 <日本語ドライバーガイド> Mon, 16 Mar 2020 00:00:00 +0900 4年に1度の花の祭典!ゲントフロラリア http:///blog/item/12935.html http:///blog/item/12935.html *コロナウイルスの影響により、下記のイベントは2021年の4月に延期となりましたので、ご了承下さい。 (2020/3/24) 春、花のイベントの多い時期ですが、ベルギー第3の都市ゲントでは、花の祭典は4年に1度の開催です。「4年に1度!」と聞くと、オリンピックやサッカーW杯並みにワクワク感が高まりますね。そして、ご紹介するゲントフロラリアは、この2020年にいよいよ4年に1度の時を迎えます。 ゲントはベゴニアの栽培も世界的に有名で「花の都」と呼ばれています。このベゴニアは夏に開催されるフラワーカーペットのイベントでも大活躍。水辺に並ぶギルドハウスの街並みも美しいですが、その景色に花を絶やさない人々の姿があります。 この、ゲントフロラリアの始まりは、1809年。当初はゲント周辺の園芸科家が開催した小さなフラワーショーでした。その後、時代を経て規模も大きくなり、今では、ヨーロッパでも有数のフラワーフェスティバルとなっています。   2点共にゲント・フロラリア 公式HPより写真抜粋(https://www.floralien2020.be/fr/soyez-le-bien-venue/)テーマは”My Paradise,My Worldly garden" フェスティバルでは、アゼリアやシャクナゲなどのゲント界隈で栽培されている花々や植物が50万株以上展示されます。アゼリアやシャクナゲはツツジ科の花、日本のツツジよりも大き目で華やかな装いです。これらは、日本や中国のものが江戸時代にヨーロッパに渡り、ベルギーを中心に室内鑑賞用に改良されました。 会場では、大がかりな花のアレンジメントの展示だけでなく、ワークショップやデモンストレーションも行われます。地域の人々も観光客にも楽しめる企画が満載です。 今年は、ヤン・ファン・エイクの記念年ということで、「神秘の子羊」に描かれた72の草花を紹介するコーナーも設けるのだそう。4月末までゲント美術館に一部展示されていた「神秘の子羊」が5月には聖バーフ聖堂に戻されるので、聖バーフ聖堂の訪問もこの時期に合わせると良いですね。絵画の緻密な描き込みとその草花を知ることができるまたとない機会です! ゲントフロラリア公式HP⇒https://www.floralien2020.be/fr/soyez-le-bien-venue/(蘭・英・仏語) ☆弊社ではゲントフロラリアのツアーをご用意しています。百花繚乱のオランダやベルギーの人気都市を安心のサポートでご案内致します。 【2020年5月】4年に1度の開催!ゲント・フロラリアとオランダ・キューケンホフを巡る 花のベルギー&オランダ5日間 【2020年5月】4年に1度の開催!ゲント・フロラリアと人気の2都市ブルージュ・アントワープを巡る ベルギー4日間 Fri, 06 Mar 2020 00:00:00 +0900 ベルギー7大秘宝に出会える美術館や大聖堂 ~南へ~ http:///blog/item/12933.html http:///blog/item/12933.html  2月7日のブログでベルギーの七大秘宝に出会える場所をブリュッセルより北に向かって3つご紹介しました。今日はその続編として、ブリュッセルから南方へ旅に出ます! 4.ブリュッセル:ベルギー王立美術館(Musées royaux des beaux-arts de Belgique)⇒秘宝④イカロスの墜落のある風景 ブリュッセルにある王立美術館は、古典美術館、世紀末美術館、マグリット美術館の3つから成り立っています。お好みに合わせ、ベルギーの古典から現代までを巡ることができるヨーロッパでも指折りの美術館です。「イカロスの墜落のある風景」の所蔵は、15~16世紀のフランドル美術を集めた古典美術館。 このギリシャ神話を題材とした絵画は、当初ピーター・ブリューゲル(父)のものとされていましたが、近年になって質の高い模写の可能性も指摘されています。蝋の翼をつけたイカロスが父親の指示を顧みずに空高く飛び、太陽の熱で蝋が溶けて墜落する場面が描かれています。墜落よりも画面を多く占めるのは、全く気にせずに農作業を続ける農民の姿。墜落する様が滑稽にさえ映ります。 これは、他者の苦しみへの無関心を表しているとも言われていますが、「人が死しても鋤は休まぬ」というネーデルランドの諺を表現しているという解釈も。こつこつと働く農民の姿への賛歌と捉えると、たとえ模写であっても味わい深い作品です。 5.リエージュ:聖バルテルミー教会( Église St-Barthélemy )⇒秘宝⑤聖バルテルミーの洗礼盤 12世紀に建てられた聖バルテルミー教会は、白い壁に赤いラインがアクセントとなっていてリエージュでも目をひくロマネスク様式の建物です。新約聖書に綴られた4つの洗礼とヨハネの予言、合計5つの場面が描かれた洗礼盤をブロンズ製の牛10頭が支えています。昔は12頭が支えていたそうで、これは、キリストが12使徒に託した使命を表しているとも考えられています。 洗礼を執り行うための洗礼盤は通常、石造りのものが多いのですが、ブロンズのちょっとくすんだ色合いが秘宝の輝きを放っています。 6.ナミュール:現在はナミュール古典美術館( Musée des Arts Anciens du Namurois)⇒⑥ユゴー・ド・ワニーの御物 こちらの秘宝は、以前は、ノートルダム女子修道会の宝物室に保存されていましたが、ナミュール古典美術館に移設されました。この美術館は、18世紀の貴族の大邸宅を美術館としています。秘宝は、金銀細工師のユゴー・ド・ワニーの手掛けた聖遺物や福音書カバー。これらの伝来の御物には、金や宝石が埋め込まれ、贅を極めた作品です。 7.トゥルネー:ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Tournai)⇒秘宝⑦聖母マリアの聖遺物箱 こちらの大聖堂は、12世紀から13世紀に建立。ロマネスクとゴシックが共存した建物です。1999年に竜巻の被害にあい、現在も修復が行われているため、内部の見学は一部制限されながら行われています。竜巻被害のあと2000年にユネスコ世界遺産登録をされていて、この美しい寺院を守ろう!という街の強い気概を感じます。 内部のバラ窓の美しさも圧巻ですが、なんといってもニコラ・ドゥ・ヴェルダンが手掛けた聖母マリアの聖遺物箱に注目です。この聖遺物箱は普段は寺院内に保管されていますが、特別な日には、担ぎ出され街を練り歩くこともあるのですよ。詳しくは⇒トゥルネーで聖母の歴史大行列(2019/7/24付 ブログ) 駆け足で、ベルギーの秘宝が眠っている寺院や教会、美術館をご紹介しました。お宝が眠るその聖なる場所は、訪れる人々が崇高なもの、歴史をおそれ敬う気持ちに満ちていて、心動かされる何かがあります。是非とも現地でその空気に触れ、美しいお宝をご覧になって下さいね! ☆関連ツアー ・ベルギーでアートにふれる旅 ・初めてのベルギー旅行、ベルギーハイライトツアー Mon, 02 Mar 2020 00:00:00 +0900 話題のルビーチョコレート…発信元は? http:///blog/item/12924.html http:///blog/item/12924.html  最近、ルビーチョコレートがブームになっています。この色イチゴチョコではないんですよ!加えて着色料でピンク色になっているわけでもありません。今日はバレンタインデー、今話題のルビーチョコレトに迫ります! ルビーチョコレートは2017年に発表され、2018年より日本で発売されています。ダーク、ミルク、ホワイトに続く「第4のチョコレート」として、昨年よりジワジワと人気を集め、今年はたくさんのルビーチョコレートが店頭に並んでいます。なんと、ホワイトチョコが世に出てから80年ぶりの発見なのだとか。 このチョコレートを最初に生み出したのはバリーカレボー社。カカオとチョコレート製品を生み出す世界有数のメーカーで、世界で消費されるチョコレート製品の25パーセントを担っています。この会社スイスが本拠地ですが、もともとフランスのカカオ・バリー社とベルギーのカレボー社の合併によって設立された会社です。 同社は、カカオ生産国(エクアドル、ブラジルなど)のカカオ豆を原料として、一部のカカオ豆の中にある天然由来の成分からルビー色のチョコレートができることを発見したそうです。ルビーカカオの判別は難しいのですが、独自の技術によって選り分け、加工しています。 ベルギー産ブレミアムチョコレートブランドのカレボーからルビーチョコレート「RB1」が日本に上陸して2年が経ちました。このチョコレート、独特の酸味と芳醇でフルーティーな甘みで癖になる1品です。フルーツフレイバーも使用していないと言いますから、天然の恵みとは偉大なものですね。そして、このピンク色、女子のハートを鷲掴みにしています! ベルギー王室御用達ブランド、ヴィタメール(WITTAMR)でもルビーチョコレートのラインナップが充実しています。日本でも手に入りますが、発信元…ルビーチョコレトの生まれ故郷のベルギーで、どうぞその可愛らしい色合いと今までにない新たなお味をご堪能下さいね! Fri, 14 Feb 2020 00:00:00 +0900 ベルギー7大秘宝に出会える美術館や大聖堂 ~北へ~ http:///blog/item/12919.html http:///blog/item/12919.html  ベルギーには「七大秘宝」と呼ばれるお宝があり、北から南まで各地で大切に保存されています。この7つを巡るとベルギーの重要な都市、高名な画家を知ることにもつながっていきます。今日は首都ブリュッセルより北方にある3つの秘宝をご紹介します! 1.アントワープ:ノートルダム大聖堂(Onze-Lieve-Vrouwekathedraal)⇒秘宝①キリストの降架 「フランダースの犬」の主人公ネロがずっと見たかったルーベンスの名画…その名画が飾られているのがアントワープのノートルダム大聖堂です。秘宝とされているのは、「キリストの降架」ですが、ここでは、他にも「キリストの昇架」「聖母被昇天」などの絵画の傑作を見ることができます。 ネロが志半ばで倒れてしまう最期を思うと切ないのですが、ルーベンスの最高傑作に出会える!というネロの気持ちに寄り添って訪れたい場所です。大聖堂は12世紀に建てられた聖堂を前身として、170年の歳月をかけて建設されました。ベルギーで最も大きなゴシック聖堂です。 2.ゲント:聖バーフ大聖堂(Sint-Baafskathedraal)⇒秘宝②神秘の子羊 神秘の子羊は、中世フランドル絵画の傑作。諸聖人が神秘の子羊を礼拝した場面が生き生きと緻密に描かれています。描いたのは、ファンエイク兄弟、2020年はファンエイクの記念年とされ、様々な企画展が行われています。また。この作品は、2012年から長期修復が行われていて、今年は訪問の時期によって2層に分かれたパネルの展示場所が変わりますので、ご注意下さいね!2月から4月30日までは以下の通りです。 ・2020/2/1~4/30⇒神秘の子羊、外側のパネル…ゲント美術館「ヤン・ファン・エイク:視覚の革命展」にて展示、内側のパネル(上下段)…聖バーフ大聖堂にて展示(5月より外側のパネルが聖バーフ大聖堂に戻されます。)秋には大聖堂にビジターセンターが開設予定です。 3.ブルージュ:メムリンク美術館(Sint-Janshospitaal)⇒秘宝③聖ウルスラの聖遺物箱 聖遺物とは、イエス・キリストやマリア、諸聖人の遺骸や遺品のことを言います。聖遺物は、奇跡や幸福を引き出すと信じられていて、後世に多くの巡礼者を魅了してきました。聖ウルスラの聖遺物箱には、聖女ウルスラがローマ巡礼から帰ってくる時の悲劇が描かれています。作者は、ネーデルランドの画家ハンス・メムリンク。 このメムリンク美術館は、12世紀の聖ヨハネ施療院(中世の病院)の建物を改装して建てられました。少々薄暗いですが、ひっそりと静かで落ち着いた空気に心洗われますよ。病気の巡礼者をお世話した場所としても、資料などが残されていて、当時の様子を知ることができる貴重な美術館です。 金色に輝く聖遺物箱。ぐるりと見渡すと悲しい伝説が描かれている。 七大秘宝…それも、中世に描かれた絵画の修復に向き合えるなんて、時代の生き証人になれる2020年のベルギー旅行です! ☆関連ツアー ・ベルギーでアートにふれる旅 ・初めてのベルギー旅行、ベルギーハイライトツアー Fri, 07 Feb 2020 00:00:00 +0900 ラーケン王宮 温室の一般公開 http:///blog/item/12904.html http:///blog/item/12904.html *コロナウイルスの影響により、下記のイベントは開催中止となりましたのでご了承ください。(2020/3/24) 春は新緑や色づく花が美しい季節、公園をぶらぶらと散歩するだけでもとっても幸せな気持ちになれます。でも、いつもとは違った場所を訪れたいという方に、ラーケン王宮の温室はいかがでしょう。ブリュッセル郊外にあるこの温室(別名:ガラスの宮殿)の一般公開は、毎年春に3週間程の限定公開となっています。 広い王宮の敷地内に小さな温室がいくつもあり、そこを抜けて最も奥にあるのが、ドーム型の大きな温室です。この温室は、アールヌーボー調のデザインで、設計はアルフォンス・バラ。彼は、アールヌーボーの美を建築に見事に融合させたベルギー人ヴィクトール・オルタの師匠です。(ちなみに、二人が共同で設計・建設に関わったという説もあります。) 1万4000㎡の広大な敷地にガラスと優美なカーブを施した鉄骨を惜しみなく使ったアールヌーボー調の温室は、その外観を眺めるだけでも十分に行く価値のある場所です。温室内はレオポルド2世の意向で、各国の希少な植物や熱帯系の植物が大きく育っても問題ないように高い天井が自慢です。毎年、一般公開に合わせて色とりどりの春の花が手入れされています。 それにしても、この外観...温室の最上部に王冠を被せるなんて、粋な計らいです。ベルギーのいろいろな場所で発見できるアールヌーボーとアールデコ…自分なりの発見も楽しいですね。ちなみにブリュッセルでは、3月14日~3月29日まで「アールヌーボー&アールデコフェスティバル」を開催しています。3月中にご旅行を予定されている方は、こちら下線のブログをご覧くださいね。 ラーケン王宮(王宮内部は一般公開されていません。) 2020年のラーケン王宮温室の一般公開は、4月17日~5月8日まで(月曜日は定休)です。また、この期間中の5月5日(火)は傷がいのある方に優先的に公開される日となっています。開園時間は日によって異なりますので下記HPをご確認下さい。 ☆ラーケン王宮温室の一般公開について⇒公式HP(蘭、仏、独、英語)https://www.monarchie.be/fr/agenda/ouverture-des-serres-royales-de-laeken-2020 ☆関連ツアー ベルギーハイライトツアー Wed, 29 Jan 2020 00:00:00 +0900 フロラリア・ブリュッセルで満開の春を楽しむ! http:///blog/item/12899.html http:///blog/item/12899.html *コロナウイルスの影響により、下記のイベントは延期となりました。開催の日程は未定となっておりますので、ご了承ください。(2020/3/24) 春の花の開花が待ち遠しい季節となりました。花大国オランダのお隣のベルギーも隣国に負けず劣らずの美しい景色に包まれます。そして、ブリュッセル郊外(中心部から約8㎞程)のグロート・ベイハールデン城(Groot-Bijgaarden)では、毎年4月から5月の1か月間だけ花いっぱいのお庭が公開されています! このお庭の公開期間はフロラリアブリュッセルと呼ばれ、今年で17回目を迎えます。14ヘクタールの敷地では、400種類ものチューリップだけでなく色とりどりの春の花々で埋め尽くされます。 このフロラリアブリュッセルのデザインを指導しているのが、有名なオランダ人フローリスト、マーティン・バッカー(Maarten Bakker)氏。活躍の場をベルギー、イギリス、北欧などにも広げています。もともとは、球根栽培の生産で名を成した一家の子孫です。彼は、常に新しい品種を探していて、このフロラリア・ブリュッセルのデザインでその才能を披露しています。 今年のフロラリア・ブリュッセルの開催は4月4日~5月3日、時間は10時~18時となっています! また、お庭だけでなく、1000㎡の温室の中のフラワーアレンジメントは毎週展示内容が変わります。屋内展示を合わせると、期間中に何度も訪れても飽きないような工夫が成されているのも魅力です!展示内容の変更は金曜日、アレンジメントは1万本もの切り花を利用していて、フローリストがアレンジする様子をご覧になれます。 また、開催期間中の4月18日(日)のPM2:30 ~と4月19日(日)AM10:30及びPM2:30からは、特別な催しとしてベネチア風の衣装を身にまとった人々が敷地内をパレードします!この時期にベルギー滞在の方は是非訪問時間を合わせてみてはいかがでしょうか。 フロラリア・ブリュッセル公式HPより写真抜粋(https://www.floralia-brussels.be/floralia-brussels/) ブリュッセルも車や電車で少し遠出すると、のどかな美しい景色が広がっています。同じ時期には、青紫色のブルーベルの花がハルの森を覆い、その美しさも見事です。お問い合わせ頂ければ、春のベルギープランをコンシエルジュがご案内します! フロラリア・ブリュッセルでは、赤いレンガのお城に美しい芝の緑、咲き乱れる春の花々・・・絵本の中に迷い込むような体験ができますよ! ・グロート・ベイハールデン城公式HP(蘭・英・仏語)⇒https://www.floralia-brussels.be/floralia-brussels/ ☆関連ツアー ・【定番】主な見どころを周遊!ベルギーツアー 5日間 ・【片道送迎】ブリュッセル発→アントワープ着 ★ゲント&アントワープ1日観光付★<日本語ドライバーガイド> ・オランダとベルギーの美しい景色に出会う旅<鉄道利用> 6日間 Fri, 24 Jan 2020 00:00:00 +0900 王立モネ劇場(Théâtre Royal de la Monnaie) 2020年オペラ&ダンス演目一覧 http:///blog/item/12878.html http:///blog/item/12878.html  ブリュッセルの王立モネ劇場はヨーロッパの数ある劇場の中でも、秀逸でその歴史は300年を超えます。「モネ」と聞くと睡蓮の連作を描いた画家モネを思い浮かべますが、この「モネ(Monnaie)」はフランス語で「お金」の意味。この建物が造幣局の跡地に建てられたことから名付けられました。 外観の格式高い佇まい、天井画の美しさなど、ベルギーを訪れたら一度は足を踏み入れたい場所です。今日は、2020年上半期に王立モネ劇場で行われるダンスとオペラの演目をご案内致します! 【ダンス】 ・ACHTERLAND…2020/1/29~2/9⇒現代ダンスをリードし続ける俊才アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルのコンテンポラリーダンス。ベルギーのダンスカンパニー「ROSAS」の初期の作品。 ・RAIN LIVE…2020/5/15~5/20⇒同じくアンヌ・テレサの代表作。「18人の音楽家のための音楽」スティーブ・ライヒの曲に合わせ、雨が降り、織りなす情景をダンスを通して表現。 ・RAUSCHEN…2020/5/27~5/30⇒ドイツの振付家サーシャ・ワルツの作品。照明デザイナー、デヴィット・フィンとのコラボにも注目。 【オペラ】 ・LE NOZZE DI FIGARO…2020/2/18~3/21⇒モーツアルト作曲、フィガロの結婚(*) ・COSI FAN TUTTE...2020/2/20~3/26⇒モーツァルト作曲、コジ・ファン・トゥッテ(女はみんなこうしたもの)(*) ・DON GIOVANNI…2020/2/22~3/28⇒モーツァルト作曲、ドン・ジョバンニ(*) ・PICOVAYA DAMA…2020/4/21~5/9⇒チャイコフスキー作曲、ロシアの作家プーシキンの短編小説「スペードの女王」を原作とし、改変した作品。 ・DER ROSENKAVALIER…2020/6/14~6/27⇒リヒャルト・シュトラウス作曲、バラの騎士 *2020年1月15日現在オペラ上記3作品(*印:2~3月分)は売り切れとなっております。オペラ,ダンス共に、早めのお申込みをお勧めしています。 ☆ベルギーエクスプレスでは、弊社ベルギーツアーをお申込みの方に、オペラやダンスのチケット手配なども承っておりますので、お気軽にお問合せ下さい! ⇒ベルギーエクスプレスツアー一覧 Wed, 15 Jan 2020 00:00:00 +0900 ベルギーのイベントカレンダー【2020年 上半期】 http:///blog/item/12866.html http:///blog/item/12866.html  あけましておめでとうございます。本年もベルギーエクスプレスをどうぞよろしくお願い致します!新たに始まった2020年…皆さまもきっと、様々な抱負をもって迎えられたことと思います。今年こそは、ベルギーに!という思いを抱えた方や旅行先を検討中の方に本年上半期のイベントをご案内致します。 今年は、4年に一度開催のゲントフロラリア(5月)、2年に一度開催のグランプラスのフラワーカーペット(8月)の開催年です。2020年、ベルギーの美しい風景を是非お見逃しなく! *コロナウイルスの影響により各種イベントに中止や延期などの変更が出ております。ご訪問の際には、公式HPにてご確認をお願い致します。(2020/3/28) 【2020年上半期(1月~8月まで) ベルギーイベントカレンダー】 2019年10月~2020年2月16日⇒「白黒のブリューゲルの世界展」【ブリュッセル】 2020年2月1日~4月30日⇒「ヤン・ファン・エイク:視覚の革命」展【ゲント美術館】 2月1日~2日⇒ブルージュ・ビール・フェスティバル 2月14日~16日⇒サロン・ド・ショコラ・ブリュッセル 2月23日(3月第1月曜の8日前の日曜)⇒ヘラールツベルヘンの祭り(無形文化遺産) 2月23日~25日⇒バンシュのカーニバル(無形文化遺産) 3月1日(3月第一日曜)⇒死んだネズミの舞踏会【オステンド】 3月6日~15日⇒アントワープ・チョコレート・ウィーク 3月12日~7月12日⇒ブルージュのファン・エイク展【ブルージュ、グルーニング博物館】 3月14日~29日⇒ブリュッセル・アールヌーボー&アールデコフェスティバル⇒*コロナウイルスの影響により、中止 3月24日~29日⇒ユーランティカ・アンティークフェア【ブリュッセル】 4月4日~9月6日⇒メムリンク・ナウ:現代アートに見るハンス・メムリンク【ブルージュ、メムリンク美術館】 4月4日~5月3日⇒フロラリア・ブリュッセル⇒延期(延期の日程は未定) 4月5日⇒第104回ロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・デ・フランドル) 4月13日(復活祭の翌月曜)⇒馬行列【ハーケンドーバー】 4月26日⇒アントワープマラソン 4月17日~5月8日⇒ラーケン王宮温室の一般公開【ブリュッセル】⇒中止 4月25日~26日⇒ZYTHOS ビールフェスティバル【ルーヴェン】 4月~10月⇒フランダース音楽祭【ブリュッセルとフランダース地方の主要都市8か所】 5月1日~10日⇒ゲント・フロラリア2020(4年に一度の開催)⇒2021年の4月に延期 5月4日~30日⇒エリザベート王妃国際音楽コンクール【ブリュッセル】⇒未定 5月8~10日⇒ガーデン・デイズ・ベールヴェルデ【ゲント郊外】 5月15日~10月⇒コロマバラ園の開園【ブリュッセル郊外】 5月16日⇒ジンネケパレード【ブリュッセル】 5月17日⇒ハンスワイクの行列【メッヘレン】 5月21日(キリスト昇天祭)⇒聖血の行列(無形文化遺産)【ブルージュ】 5月24日⇒バヤールの馬のパレード【デンデルモンデ】 5月30日~6月6日⇒フランダース・フード・ウィーク【アントワープ】 5月31日⇒ブリュッセル20Kmレース 5月29~31日⇒ブリュッセル・ジャズ・ウィークエンド 6月上旬⇒アントワープ王立芸術アカデミーファッション科ファッションショー 6月13日~14日(6月第2週末)⇒ヘックス城庭園 夏の特別公開【ブリュッセル郊外】 6月下旬⇒ビール・パッション・ウィークエンド【アントワープ】 7月1日、7月3日⇒オメガング【ブリュッセル】 7月9日~19日⇒ゲント・ジャズフェスティバル 7月中旬~下旬⇒トゥモローランド【アントワープ】 7月下旬~8月下旬⇒ブリュッセル市内の王宮一般公開 7月26日⇒懺悔者の行列【ヴールヌ】 8月上旬⇒古楽器祭【ブルージュ】 8月9日⇒メイブーム(無形文化遺産)【ブリュッセル】 8月13日~16日⇒グランプラスのフラワーカーペット【ブリュッセル】(2年に1度の開催) 8月15日⇒ルーベンス・マルクト 8月27日⇒デンデルモンデの巨人祭り【デンデルモンデ】 *上記は、オランダ・ベルギーフランダース政府観光局の共同オフィシャルサイトからの抜粋となっています。⇒https://www.hollandflanders.jp/newsletter/15871/(予定は予告なく変更されることがございますので、出発前は公式HPなどでご確認下さい。) *下線のイベントについては、クリック頂けると詳しいブログをご覧になれます。 *ベルギーエクスプレスでは、豊富なツアーをご用意しています。お客様のご要望に応じてアレンジもできますので、是非ご覧の上でお気軽にお問合せ下さい! ・ベルギーエクスプレス ツアー一覧 Mon, 06 Jan 2020 00:00:00 +0900 ベルギーの祝日カレンダー【2020】 http:///blog/item/12861.html http:///blog/item/12861.html  2019年も残りわずかとなりましたね。2020年の長期休暇に思いを巡らせていらっしゃる方も多いと思います。さて、今日は2020年のベルギーの祝日をお知らせします。早めの旅の計画が飛行機の割引や優遇、余裕ある準備に繋がっていきます!是非、新しい年のご旅行の企画にお役立て下さいね。 【2020年の祝日】 1月1日⇒元旦 4月12日⇒復活祭(イースター)* 4月13日⇒復活祭翌日の月曜日 * 5月1日⇒メーデー (5月8日⇒ブリュッセル首都圏の祝日) 5月21日⇒キリストの昇天祭 * 5月31日⇒聖霊降臨祭* 6月1日⇒聖霊降臨祭の翌日* 7月11日⇒オランダ諸国共同体の記念日(黄金の拍車の日) 7月21日⇒建国記念日 8月15日⇒聖母マリアの被昇天祭 9月27日⇒フランス語圏共同体の記念日 11月1日⇒万聖節(Toussaint) 11月11日⇒第一次大戦休戦記念日(黄金の拍車の日) (11月15日⇒ドイツ語圏共同体の記念日:ドイツ語圏のみ) 12月25日⇒クリスマス *年によって異なる移動祝祭日 ☆祝日は、官庁、公共機関、学校及び同様の施設はお休みになります。また、美術館などの祝祭日の営業時間の変更の目安にお役立て下さい!   Wed, 25 Dec 2019 12:47:12 +0900 ベルギーの古都・メッヘレン http:///blog/item/12838.html http:///blog/item/12838.html ベルギーと言えばブリュッセルやアントワープ、ゲントが観光都市として有名ですが、ベルギーには他にもまだあまり知られていない魅力に溢れた都市が多くあります。その中でもベルギーの歴史ある街・メッヘレンをご紹介します! 16世紀初め、オランダとベルギーが一つの国・ネーデルランドだった時代に、その首都であったのがメッヘレンです。マルガレータ女王が治めていた時代は、ヨーロッパの中心地として政治、経済、文化の中心を担い、大変栄えていました。   メッヘレンの中心・グロート広場にあるマルガレータ像 このように歴史ある街・メッヘレンでは300以上の歴史建造物・モニュメントが残っており、まさに「古き良き」街という印象を受けます。 メッヘレンはブリュッセルとアントワープのちょうど真ん中辺り、両都市に20分程という便利なロケーションに位置します。日帰り観光でも十分に楽しめますのでオススメです。 メッヘレン観光で欠かせない一番のスポットは聖ロンバウツ大聖堂です!この大聖堂は13世紀から約300年もの歳月をかけて建てられたものです。ここには高さ97mの場所に49個の鐘からなるカリヨンが2組みある鐘楼があり、この鐘楼は世界遺産に登録されている「ベルギーとフランスの鐘楼群」の一つです。カリヨンの奏者によるコンサートが開かれることもあり、タイミングが合えばその美しい音色を聞くことができます。また大聖堂ではヴァン・ダイクの「十字架のキリスト」が所蔵されています。 ここメッヘレンではまたバロック時代の巨匠ルーベンスの祭壇画「東方三博士の礼拝」が聖ヤン教会で観ることができます。 さらにメッヘレンで訪れたいのが「Kazerne Dossin Museum(カゼルヌ・ドサン・ミュージアム)」です。メッヘレンは第二次世界大戦中、ナチスによるユダヤ人・ロマ人の輸送拠点となり、ここから多くのユダヤ・ロマ人がナチスの強制収容所に送り出されたという過去を持ちます。この悲惨な過去を忘れないように、同じ歴史を繰り返さないように、このミュージアムではナチスの弾圧に耐え抜いた勇敢な人々のことを展示しています。 ベルギー・メッヘレンで芸術・歴史に触れる旅をしてみませんか? ☆関連ツアー ベルギーの伝統工芸!タペストリー工房見学とメッヘレン市内観光 Thu, 19 Dec 2019 13:08:14 +0900 必見‼ アールヌーボー&アールデコ フェスティバル http:///blog/item/12831.html http:///blog/item/12831.html *コロナウイルスの影響により、下記のフェスティバルは中止となっておりますので、ご了承下さい。 ベルギーの美しい街並みは、「アールヌーボー建築」の奥深さを知って散策するとより楽しさが広がります!そして、この春、「アールヌーボー&アールデコフェスティバル」が開催され、普段は一般開放されていない建築も訪れることができます!この機会は逃せません! アールヌーボー建築、楽器博物館(Musee des instruments de Musique) アールヌーボーは19世紀末から20世紀初頭に流行した様式です。デザインはエレガントで流れるような曲線。花や植物がモチーフとなって、鉄やガラスなどのその当時では新しい素材が用いられました。絵画でいうとアルフォンス・ミュシャの描く女性のイメージ、エミール・ガレなどのガラス工芸もアールヌーボーの流れを汲みます。 工場などの大量生産が始まった時代にその反動として、Art Nouveau (フランス語で新しい芸術)運動が始まりました。その後1910年代に入ると、人々が機能性や合理性を求めるようになって、アールデコが広まっていきます。デザインはより直線的で幾何学的になっていきました。 アールヌーボー建築、ソルヴェー邸(Hotel Solvay)ヴィクトール・オルタ作 ベルギーはアールヌーボーとアールデコを同時に楽しめる場所です。こちらがベルギーの巨大なアールデコとして有名な、国立コーケルベルク大寺院(ブリュッセル)。もう一つは、アントワープ中央駅です。アールヌーボーのような自由で流れるような曲線ではなく、コンパスで描いたかのような円弧と直線の組み合わせで構成されています。 アントワープ中央駅は、電車から外に出て、美術館に到着したの?と思う程に美しい建築です。フェスティバルでアールヌーボーとアールデコについて知識を深めた後で、アントワープまで足を延ばしたら、きっとその装飾の美しさや奥深さに胸打たれますよ! 巨大なアールデコの代表、国立コーケルベルク大寺院(Basillique de Koekelbelg) アントワープ中央駅 アールヌーボーとアールデコ、二つの様式は異なりますが、時代に合わせた装飾性を追求した美学でした。きっと今の自分のライフスタイルにも小さな楽しみを見つけられるはずです。  フェスティバルの期間は、2020年3月14日から3月29日となっています。この期間の週末(土・日曜日)に異なった建築物に訪問が可能です。普段は非公開の一般の家や学校、オフィスビルなどを訪問できます! フェスティバル中は、ガイドがついていますが英語もしくはフランス語です。弊社のツアーに参加頂くと日本語のガイドが通訳兼アシスタントとなって、アールヌーボーの奥儀をご案内致しますので安心して回ることができますよ。 アールヌーボー&アールデコフェスティバル 公式HP…プログラムの詳細は2020/1/15に掲載予定です。(英語、フランス語、オランダ語) ⇒フェスティバルに参加するお勧めツアー(ベルギーだけでなく、アールヌーボーが生まれた街フランス、ナンシーを訪れるツアーもご用意しています。是非ご覧下さい) 【2020年3月】アールヌーボー&アールデコ・フェスティバル見学ツアー 4日間 【2020年3月】 アールヌーボー&アールデコ・フェスティバル見学とブルージュ&アントワープを巡るアートな5日間 【2020年3月】 アールヌーボー&アールデコフェスティバル見学 ベルギー・フランスのアールヌーボー散策 7日間 Wed, 18 Dec 2019 00:00:00 +0900 アントワープでベルギー菓子を楽しめるイベント http:///blog/item/12826.html http:///blog/item/12826.html ベルギー第二の都市とも呼ばれるアントワープでは2月から3月の間、大人から子供までベルギー菓子を楽しみながら味わえる2つのイベントが開催されます。   その2つのイベントとは「パテーキス・ウィーク(Pateekes Week)」と「チョコレート・ウィーク(Chocolate Week)」と呼ばれるものです。 「パテーキス・ウィーク」とは「焼き菓子ウィーク」のことです。 「チョコレート・ウィーク」はその名の通り「チョコレートウィーク」です。 イベント内容は10ユーロで10枚綴りのクーポンを購入すると、イベントに参加している対象の店舗でクーポン一枚と2ユーロ相当のお菓子と交換できるというものです。1ユーロで2ユーロあたりの商品がゲットできるのですからかなりお得です!同じ店ではクーポンは2枚までしか使えないという制限はあります。ほとんどのお店がこのイベント用にお菓子を作っていて、ここでしか味わえないものに出会えることもあります。 「焼き菓子ウィーク」ではクッキーやエクレアなど、「チョコレート・ウィーク」ではベルギーチョコレートやホットチョコレートなどがそれぞれの店舗で用意されています。 参加店は有名店からアントワープにしかない地元の店までさまざまです。対象の店舗はクーポンを買うときについてくるパンフレットで確認できます。アントワープの街を散策しながらいろいろなパティスリーやショコラティエを巡る素敵な旅ができ、さらにお得にグルメが楽しめるのはこの期間だけです! 開催期間は パテーキス・ウィーク(焼き菓子ウィーク)が2020年2月1日(金)~2月9日(日) チョコレート・ウィークはが2020年3月6日(金)~3月15日(日)です。 この機会にベルギー・アントワープを訪れてみてはいかがでしょうか? ☆アントワープ・オススメツアー アントワープ日帰り観光 【片道送迎】ブリュッセル発→アントワープ着 ★ゲント&アントワープ観光付★<日本語ドライバーガイド> 【片道送迎】ブリュッセル発→ブルージュ着 ★アントワープ&ブルージュ観光付★<日本語ドライバーガイド>   【定番】主な見どころを周遊!ベルギーツアー 5日間 Tue, 17 Dec 2019 00:00:00 +0900 ユネスコ無形文化遺産 バンシュのカーニバル http:///blog/item/12819.html http:///blog/item/12819.html  ヨーロッパの数あるカーニバルの中でも、最も古くから続き歴史のあるお祭りがベルギーのバンシュのカーニバルです。このお祭りは2003年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。 カーニバルの起源は14世紀に遡ります。当時ヨーロッパではペストが流行していて、領主や貴族は我先にと逃げ出してしまいました。このお祭りは、残った地元の人々が自分達で街を守り抜こう!という決意のもと始まったといいます。そして、このカーニバルの主役「ジル(Gille)」に扮することができるのはバンシュ出身の男性だけ。伝統あるこの衣装を身にまとうことにとっても誇りをもっています。 ジルの衣装はインカ帝国の服装を模したもの。これは、16世紀ごろにこの地を支配していたハンガリーのマリアが催した舞踏会にインカ帝国征服を祝った踊り手がいたことに由来しています。 3日間のカーニバルの間、最も盛り上がるのが最終日です。この日は大きなダチョウの羽飾りをつけたジル(ピエロ)が街を行進します。ジルは太鼓の音に合わせて踊り、棒で悪霊を追い払います。 そして、広場に到着するまでオレンジを観客に投げかけます。オレンジをgetしようという人だかりの中、かなりの勢いでオレンジが飛び交います。オレンジを手にした人には幸がもたらされるという言い伝えがあって、観衆は本気で手を伸ばします! 今年のバンシュのカーニバルは、2020年2月23日(告解の日曜日)から25日(マルディグラの火曜日)の3日間行われます! バンシュはブリュッセルから電車で1時間20分程南に位置する小さな町。あまり宿泊施設は多くはありませんので、ブリュセルから日帰りで行くかモンスやナミュールなどの近郊の町に滞在することをお勧めします。小さな町ですが、この期間は世界遺産に登録されたお祭りということもあって、世界中から観光客が集まります! バンシュの街の城塞 *カーニバルの主な予定(バンシュカーニバル公式HPより抜粋)…仏、英、オランダ語 ・2/23(日) 16:00→女装をした男性(travestis)のパレード ・2/24(月) 10:00及び16:00→子供たちを中心とした集い(friendship)やパレード 19:00→Eugene Derbaix広場で花火 ・2/25(火) 8:30→仮面をつけたジル達のパレード 15:00→ジル達のパレード及びオレンジ投げ、グランプラス 20:00→イルミネーションのパレード、ダンス 21:30→グランプラスのイルミネーション 最も大きな賑わいを見せるのが最終日のジルのパレードです!市庁舎前はミモザの花で飾られ、町全体が鮮やかなオレンジと黄色に包まれます。幸福のオレンジを手に入れて、幸先の良い春のスタートを切ってはいかがでしょうか。 *弊社では、ベルギーや近隣の国へのツアーを多数ご用意しています。ご希望にあわせてバンシュのカーニバルを組みこむことも可能ですので、お気軽にお問合せ下さいね。 →ベルギーエクスプレスツアー一覧 Wed, 11 Dec 2019 00:00:00 +0900 美食の国ベルギーで冬に食べたい料理! http:///blog/item/12822.html http:///blog/item/12822.html  美食の国・ベルギーでは冬は寒い日が続き、温かい料理が恋しくなります。冬に旬を迎えるベルギーの有名な食材といえば「ムール貝」があります。ムール貝の旬は9月から4月だと言われています。ムール貝の白ワイン蒸しはどんな季節でもベルギー旅行では欠かせませんが、秋冬に食べるムール貝はいつにも増しておいしいです。 今回は冬に旬を迎えるもう一つのベルギーの食材チコリー(フランス語ではシコン(chicon))を使ったベルギーの家庭料理「チコリーのグラタン(chicons au gratin)」をご紹介したいと思います。 まず「チコリー」という野菜は皆さんご存知でしょうか?フランスでは「アンディーブ」と呼ばれたりもします。ヨーロッパでは広く栽培されていて、特にベルギーはその産地として有名です。かすかな甘味に加えて少し苦味もあるのが特徴です。また香りが良く、豊富なミネラルなどを含む、栄養価の高い食材として評価されています。 このチコリーが旬を迎えるのが冬です。この旬を迎えたチコリーをおいしく食べられるのがベルギー家庭料理「チコリーのグラタン」です。冷えたからだに沁みる優しい味にはまってしまいます。 「チコリーのグラタン」はチコリーをベーコンで巻き、ホワイトソース(ベシャメルソース)とチーズをかけていただきます。チコリーの苦みと、クリーミーなホワイトソースの甘みがとてもよくあいます。レストランでもチコリーのグラタンは見つけられますが、それぞれお店によって少しずつ違いますので自分好みのグラタンを探してみてはいかがでしょうか? あまり有名ではないベルギー郷土料理ですが、チコリーの本場ともいえるベルギーで旬のこの時期に是非一度は試していただきたい料理です!   Tue, 10 Dec 2019 13:18:13 +0900 ブルージュでビール祭り http:///blog/item/12798.html http:///blog/item/12798.html   ベルギーの中でも人気の観光地ブルージュで2020年の2月1日~2日にビールフェスティバルが開催されます!このフェスティバルは年々規模が拡大し、今年はついに13回目となりました。数あるビールフェスティバルの中でも2日間で2万人もの来場者のある人気のイベントとなっています! この2日間のフェスティバルでは、ベルギー国内の70の醸造所から400余りのビールが集まり、飲み比べができます。昨年までは、マルクト広場で行われていましたが、今回は、聖母教会や運河の西側に新しく整備されたザンド広場(′t Zand)で行われます。ここは、再生事業のためのコンペで1位になり実現した広場です。 入場は無料ですが、ビールをたしなむにはグラスとトークン(商品やサービスの購入に使える仮想通貨)をセットで購入する必要があります。今年の詳細はまだ公式HPには出ていませんが、昨年のフェスティバルでは *グラス1個+トークン5枚⇒15ユーロ *グラス2個+トークン11枚⇒30ユーロとなっていました。(このセット価格は変更になることもあります。) トークン1枚につき、ビール150㎖が注がれます。少しずつ、たくさんのビールを試せるのが嬉しいですね! 銘柄があまりにも多くて何を飲もうか悩んでしまう!という方に、人気のベルギービールをご紹介します!⇒「ベルギービールに舌鼓み」(2019/3/20ブログ) もちろん、当社のツアーでは、ベルギーを熟知する日本語ガイト゛が注文の仕方やビールの特徴をご案内しますので、安心して酔うこともできますよ! また、たくさんある中でもトラピスト(Trappistes)ビールやアベイ(Abbaye)ビールなどの修道院で作られるビールから廻るのも一つの手段です。修道院はベルギーの中心部から離れた場所にあることが多く、短い滞在期間には訪問が難しいこともあります。ビールフェスティバルで勢いよく制覇するのもこうしたイベントのお楽しみです。 そして、ベルギーのパヨッテンランド、ゼンネ川の自然酵母でしか作られないランビックビールなどもお勧めです!ランビックビールについては⇒パヨッテンランド醸造限定!ランビックビール(2019/10/16日ブログ) ブルージュには、現在でも仕込みが行われ、見学もできるデ・ハルヴ・マーンビール醸造所(De Halve Maan)もあります(ベギン会修道院そば)。ブルージュの羽を休める白鳥のごとく優雅な気持ちに浸って、自分好みのベルギービールをご堪能下さいね! 【日時】2/1(土)12:00~22:00、2/2(日)11:00~20:00 ブルージュビールフェスティバル公式HP(英語、オランダ語) ☆ブルージュを巡るお勧めツアー *【定番】主な見どころを周遊ベルギーツアー5日間 *オランダとベルギーの美しい景色に出会う旅<鉄道利用>6日間 *フランスとベルギーの世界遺産を巡る旅<鉄道利用>6日間 Fri, 29 Nov 2019 00:00:00 +0900 ルーヴェンのクリスマスマーケット&カウントダウン http:///blog/item/12781.html http:///blog/item/12781.html   ベルギーのブルージュでは、今日からクリスマスマーケットが始まりました!ベルギーの他の地域でも続々とクリスマスのイルミネーションに包まれます。今日は学生の街ルーヴェン(「歴史ある学生街」のブログについては→こちらを)のクリスマスをご案内します。 ルーヴェンでは、12月5日~2020年の1月5日までをウインターシーズンとして様々な催しが行われます。(ウインターシーズンの概要はこちらのルーヴェン観光局の公式HPをご覧下さい。英仏蘭語) そして、12月11日~22日が本格的なクリスマスナーケットの期間となっています。場所は図書館前のヘルベルト・ホーフェル広場とラデウズ広場。ここに170程の露店が立ち並びます。学生の胃袋を満たすクリスマスマーケットですから、飲食についてはことのほか充実していると評判です! また、「石のレース」と呼ばれるルーヴェン市庁舎は華やかなイルミネーションで輝きだします。クリスマスマーケットは10日間ほどと短い期間ですが、その間に80万人程が訪れるといいますから、いかにルーヴェンのクリスマスマーケットが愛されているかが分かります。しかも大都市よりもアットホームで親密な空気が漂うのも嬉しい特徴です。 市庁舎の華やかなイルミネーション ルーヴェンのクリスマスマーケットの時間帯は以下の通りです! 月~水・・・12:00~22:00 木~金・・・12:00~23:00 土・・・11:00~23:00 日・・・11:00~22:00(12/22は20時まで) 賑やかなマーケットよりも厳かなクリスマスを味わいたいという方には、世界遺産に指定されているベギンホフでのキャンドルライトのイベントをお勧めします。こちらは、12月14日の17時~22時と一夜限りの催しですが、幾千ものろうそくの光に点されたベギン会修道院がしみじみ心に染み入るイベントです。 聖ペテロ教会前のツリー(教会前にはキリスト生誕を再現したクレッシュが設置される) また、12月31日にはアウデ・マルクト(Oude Markt、大学ホール前の広場) でカウントダウンが盛大に行われます!時間は22時~と遅めのスタートですが、ベルギーで年越しをされる予定の方は是非どうぞ。大学街でもあるのでみなぎる活気、新しい年への意気込みが違います! ルーヴェン観光局公式HPより写真抜粋 早いもので、もう年越しのことを視野に入れる時期となりました。ブリュッセルから電車で30分程とアクセスの良いこのアカデミックな雰囲気のルーヴェンで、新しい年に向かうエネルギーを充電できたら何よりです! 〔関連ツアー〕 ☆ベルギー・フリープラン 半日〔プライベート日本語ガイド〕 *ご希望があれば、こちらのツアーにルーヴェンを組み込むことも可能です。 →冬のフランス&ベルギー旅行☆華やかなクリスマスマーケット6日間 Fri, 22 Nov 2019 00:00:00 +0900 ディナン サックスコンクールで日本人1,2位の快挙 http:///blog/item/12752.html http:///blog/item/12752.html  11月9日までにベルギー南部ディナンで行われたアドルフサックス国際コンクールで日本人が1,2位を受賞しました!この国際コンクールは4年に1回行われ世界的に権威ある大会です。 コンクールで優勝したのは、東京都の斎藤健太さん、準優勝は神奈川県の小沢瑠衣さんです。19か国100人余りが参加し、日本人が優勝したのは2002年以来といいますから、2トップを受賞したことがどれだけの快挙かが分かります。 コンクールが開催されたベルギー南部ワロン地方、ディナンの町は、サックスの考案者アドルフ・サックスの生誕地です。アドルフ・サックスは、以前ベルギーの200フラン紙幣にも描かれていてお国を代表する偉人でもあります。父親もホルンの製作に功績を残した人物です。ジャズや吹奏楽の盛り上げに欠かせないサックスはまさにベルギーで生まれました! ディナンの街には彼の名にちなんだアドルフ・サックス通りがあり、アドルフ・サックスの家を見学することができます。ここは、小さめの博物館となっていて、様々な形のサックスが展示されています。入場も無料ですので、気軽にサックスに触れ合うことができる場となっています。 このサックスの家の前では、ベンチに座った彼の彫像もあります。ベンチの隣に座って記念撮影もできるのでサックスファンにはたまらない記念写真になりますね。またムーズ河にかかるシャルル・ド・ゴール橋の両側にはサックスのオブジェが等間隔に置かれていて町全体のアドルフ・サックスへの敬意と誇りを感じます! ディナンの町は、中世よりムーズ河沿いの戦略的な要としてシタデル(城塞)が建てられ、そこから眺める町の全景も圧巻です。巨大な切り立った崖と水辺の美しさ、タマネギがてっぺんにのったようなノートルダム教会、崖に寄り添うように建てられた家並みも絵に描かれたような美しさです。 音楽に興味のある方はもちろんのこと、小さな町の美しい風景に心惹かれる方は、是非今回の日本人の快挙を機にベルギー訪問の候補地にディナンをリストアップして下さいね。 ☆ディナンを訪れるツアー *アルデンヌの美しい町と古城を訪ねる日帰りツアー *冬のベルギー旅行☆ブルージュ宿泊&デルビュイ観光付き☆4日間 *古城ホテルに宿泊 中世の世界へタイムトラベル アルデンヌ地方へ専用車でご案内 5日間 Mon, 11 Nov 2019 10:02:48 +0900 ベルギー人のフリッツ(フライドポテト)に対する情熱! http:///blog/item/12734.html http:///blog/item/12734.html 旅行にグルメは欠かせない!という方は多いと思います。 ベルギーではチョコレートやワッフルはもちろんですが、なんといってもベルギーの国民食「フリッツ(フライドポテト)」は必ず味わいたいものの一つです!   今日はそんなベルギー人に愛される「フリッツ」のあまり知られていない事実をお話しします!   まず私たち日本人にはあまり「フリッツ」という名称に馴染みがありませんね。それもそのはず、日本に普及したのは戦後、アメリカから伝わったものだからです。私たちに馴染みがあるのはアメリカで使われている「フレンチフライ」や「フライドポテト」という名前です。ですが本当のフライドポテトの発祥地はベルギーなのです。「フレンチフライ」という名前も実はフランスとは関係なく、第一次世界大戦中にベルギーにやってきたアメリカ兵が、フライドポテトを目にしたとき、人々が話していたのがフランス語だったため、フランスの食べ物だと勘違いしたからだと言われています。   ベルギーで「フリッツ」が誕生したのは17世紀のこと。ベルギー南部ワロン地方の都市ナミュールでは、農民達が川で釣った魚を揚げて食べる習慣がありました。しかし17世紀中頃に大寒波が起きた際、川が凍って漁ができなかったため、彼らは保存食のジャガイモを小魚のようなスティック状に切って揚げて食べたというのが「フリッツ」の始まりです。   今現在でもベルギーは「フリッツ」発祥の地として誇りを持ち、作り方にはベルギー流のこだわりがあります。使用するジャガイモの品種はビンチェ種と呼ばれる品種でなければならないことや油は牛脂を使い、低温で下揚げし、注文を受けてから高温で揚げなおしすることだけでなく切り方や太さ、提供する際の入れ物などこと細かく特別なルールがたくさんあります。またベルギーフリッツはマヨネーズやマヨネーズベースのソースと一緒に食べるのが常識です!     ベルギー人の愛のこもった「フリッツ」、その格別な美味しさには必ずはまってしまうでしょう!ブリュッセルやブルージュといったベルギーの主要都市ではフリッツ専門店が数多くありますので、自分好みの「フリッツ」を見つけましょう!   Thu, 31 Oct 2019 11:05:58 +0900 ブルージュで聖なる一夜を! http:///blog/item/12721.html http:///blog/item/12721.html 先日ベルギー国内の地域別クリスマスマーケットをご案内しました。たくさんの地域があって何処に行こうか迷ってしまいますよね。そんな迷える方々に今日はブルージュのクリスマスをご紹介します! ベルギーでも特に人気の都市ブルージュですが、クリスマスは主にマルクト広場(Grand place du Marct)とそこからわずか200m程の場所に位置するシモン・ステフィン広場(Place Simon Stevin)でマーケットが開催されます。 ブリュッセルが光と音のショーを盛大に行うのに比べて、こちらは静かで伝統的な雰囲気です。落ち着いた空気感をお好みの方であれば、こちらの方がしっくりとくるかもしれません。 普段からよく見かけるブルージュ市内を案内する馬車。この時期はクリスマスの灯りに照らし出されてなんとも壮麗な雰囲気です。運河クルーズで味わう街並みも、もちろんウットリするほど美しいのですが、クリスマスの時期の「石畳と馬車」もとりわけロマンチックです! マルクト広場では例年通り、スケートリンクが設置されスケートを楽しめる予定です。こちらはスケート靴のレンタルが可能ですよ。ブルージュで一番高い鐘楼(83m)に登って、まずライトアップされた町の全景を見渡すのもオススメ。(真冬は16時半~17時には暗くなります。入場は18時までです!) 2つの広場の屋台(chalet)では、定番のワッフルはもちろん、ショコラ、ヌガー、焼き栗にホットチョコレートやホットワインなどがところ狭しと並びます!身も心もポカポカしながら食べ歩きをお楽しみ下さいね。食べ物だけでなく、品の良いハンドメイドの飾り、木製のおもちゃやオーナメントが充実しているのもブルージュです! ブルージュのクリスマスマーケットの期間は11月22日~2020年1月5日。時間は10時半~22時まで(ただし12月24日は17時で終了)となっています! .ブリュッセルからの日帰り旅行の可能なブルージュですが、クリスマスはできましたら宿泊をお勧めします!中世の時がとまったようなブルージュの街でその幻想的な風景に浸って下さいね。   Mon, 28 Oct 2019 00:00:00 +0900 ベルギーの地域別 クリスマスマーケット日程一覧 http:///blog/item/12722.html http:///blog/item/12722.html  いよいよクリスマスシーズンが到来!今年はヨーロッパのクリスマスをはしごしたいな、なんて企画を立てていらっしゃる方も多いはず。ベルギーのクリスマスマーケットも伝統的なものから最新技術を取り入れた華やかなイルミネーションまでバリエーション豊かです。是非こちらの日程表を、ロマンチックな旅の思い出作りにお役立て下さいね! ☆☆ベルギーのクリスマスマーケット☆☆ ・ブリュッセル 光と音のショー →2019/11/29~2020/1/5 ・ブルージュ→11/22~2020/1/5 ・アントワープ→12/7~2020/1/5 ・ゲント→12/6~2020/1/5 ・ナミュール→11/29~12/31 ・ディナン→12月中旬(昨年は12/13~12/17) ・デルビュイ→11/29~2020/1/5 ・モダーヴ城の特別オープン→12/14~2020/1/5 ☆☆その他近隣諸国のクリスマスマーケット☆☆ ★ドイツ★ ・ミュンヘン・・・11/27~12/24(*マリエン広場のクリスマスマーケットの場合)地区により異なります。 ・ローテンブルク・・・11/29~12/23 ・ニュルンベルク・・・11/29~12/24 ・ハイデルベルク・・・11/25~12/22 ・リューデスハイム・・・11/21~12/23(11/24はクローズ) ・ケルン・・・11/25~12/23(*ケルン大聖堂のクリスマスマーケットの場合)地区により異なります。 ・フランクフルト・・・11/25~12/22 ★オランダ★ ・ファルケンブルク(洞窟のクリスマスマーケット)・・・11/15~12/29 ・デン・ハーグ・・・12/14~12/24 ・アムステルダム(ライトフェスティバル)・・・11/28~2020/1/19 ・ゴーダのキャンドルナイト・・・12/13 ★フランス★ ・パリ・・・12月に開催予定(※場所によって異なります) ・ストラスブール・・・11/22~12/30  ・コルマール・・・11/22~12/29 ・ナンシー・・・11/22~2020/1/5  ・カイゼルスベルグ・・・11/29~12/23(金土日のみ) ・リクヴィル・・・11/30 ~12/22 ・リボーヴィレ・・・12/7,8,14,15(中世のクリスマスマーケット) ・エギスハイム・・・11/29 ~12/30(12/24~25休み) ・ミュルーズ・・・11/22~12/29(12/25休み) ・オベルネ・・・11/23~12/31 ・セレスタ・・・11/29~12/29(12/25休み) ・アグノー・・・11/23~12/30(12/25休み) ・メッス・・・11/20~12/22 ・モンベリアール・・・11/23~12/24 ・アミアン・・・11/23~12/31 ※開催期間は変更される可能性があります。また、開催期間中でも12月24日や25日などは短縮営業あるいは休業となる所もあります。 ☆ベルギーエクスプレスお勧めクリスマスツアー☆ *<参考ツアー>クリスマス☆ベルギー旅行 ブリュッセル&ゲント&ブルージュ 4日間 *冬のフランス&ベルギー旅行☆華やかなクリスマスマーケット☆6日間 *冬のベルギー旅行☆ブルージュ宿泊&デルビュイ観光付き☆4日間 Fri, 25 Oct 2019 00:00:00 +0900 ベルギーの温泉地(スパ) http:///blog/item/12712.html http:///blog/item/12712.html スパ(SPA)と聞けば温泉や療養地がすぐ思い浮かびますよね。 日本人にはよく聞き慣れた言葉です。 そんなスパの語源となった場所がベルギーにあります。 その名も「スパ(spa)」。ベルギー東部アルデンヌの森に囲まれています。 ベルギーではよく見られる飲料メーカー「SPA」もここで沸く水をボトリングしたものです。TDS(総溶解固形分)と硬度が非常に低く、さっぱりした爽快感が好まれています。   ここスパは古くからミネラル豊富な温泉地として使われていて、ロシアのピョートル大帝やヴィクトル・ユーゴーなどの数々の著名人が療養に訪れたことでも知られています。特にピョートル大帝はここスパで病気を治し、その後スパの評判が一気に上がったそうです。 現在でも水質と景観を守るために、スパの人々は周辺の森林を今でも大切に管理しています。またスパでは空気も非常にきれいなことから、「美しい星が見える」と多くの人々から評価されています。   またスパでは温泉施設だけでなく、F1のサーキットもあり、世界中から人が集まる観光地です。   ここで必ず訪れたいのが巨大温泉施設「Thermes de Spa」です。日本の温泉施設とは違い、っ水着を着用して入る温水プールに近い施設です。ここには温水プールだけではなく、サウナや露天バス、トリートメントなどもあり、保養施設として完備されています。 またスパでは源泉がたくさんあり、体に良い様々な源泉を飲み比べるのも楽しいでしょう。 温泉が大好き!ヨーロッパの温泉を試してみたい!ゆっくりと旅行を楽しみたい!という方に是非訪れて頂きたい美と癒しの水の町・スパ。次の旅行先にいかがでしょうか? ☆関連ツアー ベルギーの自然を満喫♪ボトランジュ自然公園ハイキング&ワロン地方巡り<日帰りツアー> Thu, 17 Oct 2019 00:00:00 +0900 パヨッテンランド醸造限定!ランビックビール http:///blog/item/12707.html http:///blog/item/12707.html ブリュッセルから南に10~30kmほどに広がるのがパヨッテンランドと呼ばれる地域です。パヨッテンランドは四季折々に美しい地域ですが、特に秋の紅葉の時期がお勧め、ブリュッセルからも日帰り観光できる程の近さです。 こちらは、パヨッテンランドにあるベールセル城。水に浮ぶ3つの塔がとても印象的な美しいお城です。このお城は14世紀初頭に建てられ、一度火事で荒廃しましたが、16世紀の資料に基ついて1900年代に再建されたものです。 このパヨッテンランドには「ブリューゲル街道」(←ブログ参照)が伸びていて、ブリューゲルが愛した田園風景をゆったりと見て廻れます。また、この地域特産のランビックビールの産地を巡るのもお楽しみの1つ、周辺には伝統的なランビックビールの醸造所があります。 困難を経て見事に再建されたオード・ベールセル醸造所 ベルギー・フランダース政府観光局公式HPより写真抜粋 ランビックビールとは、パヨッテンランド地域限定で醸造されているビールです。この地域のゼンネ川に生息する野生酵母やバクテリアによって自然発酵していることが条件となっています。自然酵母を発酵させた後に木の樽で長時間熟成して出来上がります! このオード・ベールセル醸造所も跡継ぎや施設維持の問題から、2002年に一度閉鎖されていました。でもランビックビールの熱烈なファンだったヘルト・クリスチアンス氏が買い取りと再建を決意します。現在では、フランク・ブーン醸造所の助けを得ながら、2005年に操業を再開しその伝統を守っています! ベールセル城の3つの塔がマークのモチーフになっているこのオードベールセル醸造所では、醸造所見学やテイスティングも可能です。さて、ランビックビールのお味は・・・といえば、その野生酵母の珍しい工程によって、ワインやシードルのような独特の酸味とチーズのような特有のフレーバーが加わった個性的な美味しさです。 他にもベールセル城から車で南東に5km程行った場所には、「ランビック・ビジターセンター・ベールセル」があります。ここは、ランビックビールの醸造方法や歴史を学べて、テイスティングなども楽しめる施設です。 ランビックビールはグーズやクリークなど種類が豊富です。是非、お好みのランビックビールを見つけて下さいね。尚、ベールセル古城近辺のレストランやバーでも地ビールのオード・ベールセルが楽しめます。パヨッテンランドの美しい風景の中で味わうビールのお味は最高です! ☆参考HP ・オード・ベールセル醸造所(Oud Beersel)→http://www.oudbeersel.com/fr/(仏英蘭語他) ・ランビック・ビジターセンター・ベールセル→http://www.delambiek.be/(仏英蘭語) ☆関連ツアー *車で周遊 ベールセル古城とフォロンミュージアム 半日観光4時間 *車で周遊 ブリューゲル街道とガースベーク城 半日観光4時間 ・ベールセル城は、12月~2月、ガースベーク城は11月4日~4月初旬までお城の館内には入場できませんのでご注意下さい。 Wed, 16 Oct 2019 00:00:00 +0900 歴史ある学生街・ルーヴェン http:///blog/item/12652.html http:///blog/item/12652.html ベルギー・フランダース地方に位置する街・ルーヴェン。ブリュッセルから電車で30分ほどで行くことができ、ブリュッセルからの日帰り観光にオススメの街です。 ここルーヴェンで一番有名なのが、創立600年近くの長い歴史を持つ、現存するヨーロッパ最古のカトリック系総合大学・ルーヴェン大学です。欧州でも指折りの名門総合大学で三万人を超える学生がここルーヴェンで学んでおり、学生街として賑わいます。この大学が創立されたのは1425年、その後二度の世界大戦の中で大学図書館は壊滅的な被害を受け、二度に渡り再建されました。そんな図書館は悲惨な戦争を物語るルーヴェンの象徴的な観光スポットです。 また街の中心的広場グロートマルクトに面して立つ15世紀建設の市庁舎はルーヴェンのもう一つのシンボルです。外壁はルーヴェンの歴史に名を残した236体以上もの人物の像で飾られ、その精巧さゆえに別名「石のレース」と呼ばれています。 その他ルーヴェンで訪れたいのがベギンホフ(ベギン会院)です。ベギンホフとは中世の時代に誕生した女性が集まって共同生活を送っていた、住居や礼拝堂、作業場、医療施設などを備えた複合施設で一つの街のようになっています。この時代結婚するか修道女となるかという限られた選択肢しかなく、社会的に弱者であった女性たちに自由と独立を実現させるべく創設されました。ベルギー・フランダース地方にある13のベギン会院は世界遺産にも登録されており、その中でもルーヴェン、ブルージュ、アントワープのものが有名です。 このように多くの歴史建造物が集まるルーヴェンでは、ビールの醸造でも盛んで、ルーヴェンでは多くのビアカフェ、ビアレストランがあり、地元の学生や市民が集まり賑わいます。 歴史にビールが楽しめるルーヴェンではクリスマスマーケットもオススメです!ルーヴェンのクリスマスマーケットは1988年から続いています。観光客は多くありませんので、地元の人たちで賑わう、クラシックなクリスマスマーケットが楽しめますよ! ベルギー旅行で、観光化された有名所だけでなく、地元の雰囲気が味わえる所にも行きたい!という方に最適の街です! ☆ベルギー・フリープラン 半日【プライベート日本語ガイド】 当社ではお客様のご希望に合わせた旅行プランを提案致します! Tue, 08 Oct 2019 00:00:00 +0900 アルデンヌ地方のモダーヴ城でハロウィン&クリスマス http:///blog/item/12679.html http:///blog/item/12679.html ベルギーの南部、アルデンヌ地方は緑豊かな中に美しい古城が数多く存在する魅力多い地域です。その中でも、今日ご紹介するモダーヴ城は、優美な姿や内部の調度品が際立って美しいお城です。今日はモダーヴ城のこの冬のイベントをご紹介致します! 2点共にモダーヴ城外観、モダーヴ城の公式HP(http://www.modave-castle.be/accueil)より写真抜粋 モダーヴ城は、オユー川沿いの断崖に13世紀に城塞として建てられました。その後歴史と共に城主が変わり、現在のフランスの古典的なバロック様式の建物は、17世紀のマルシャン伯爵の手によるものです。通常は、4月1日~11月15日(月曜日を除く10~18時、最終入場は17時)まで一般開放されていす。 基本的に11月後半から3月末は団体予約だけ訪問が可能ですが、12月中旬からはクリスマス特別期間として、場内をクリスマス装飾で美しく彩り公開しています。今年の冬は二つのイベントが用意されています! ハロウィンのポスター➝モダーヴ城の公式HP(http://www.modave-castle.be/accueil)より写真抜粋 まず一つ目が、10月31日(18時より)場内で行われるハロウィンパーティーです。「誰が公爵夫人を殺したのか?」と銘打っての仮装パーティー。お城では、メーキャップ係が16:30~17:30まで待機し、無料でサービスを行ってくれるそうです。こちらの参加は事前予約が必要となりますので、ご興味のある方はご相談下さい。 モダーヴ城クリスマス期間内部、公式HP(http://www.modave-castle.be/accueil)より写真抜粋 さて、もう一つの大切なイベントが毎年地元の人にも楽しみにされているクリスマス装飾の期間です。こちらは、12月14日から1月5日(11時~18時)までとなっています。ファサードのイルミネーションは16時から灯ります。 一般開放の期間もゴブラン織りのタペストリーやマルシャン家の家系図が掘られたスタッコ彫刻の天井など見どころがいっぱいです。そして、クリスマス装飾の時期に注目したいのが、ダイニングルームとして使用されていた「ヘラクレスの間」です。ジアン窯の陶器に合わせた華やかなテーブルコーディネートは、ほんの少しでもアイデアを持ち帰りたくなる美しさです! 今年のクリスマスはリオのカーニバルもテーマに加えるそうです。厳かな中にも情熱や熱気…といったスパイスを加えるのか、こちらは未知なるものなので訪問してからのお楽しみですね。モダーヴ城周辺は自然保護区にも指定されていて、お城に辿り着くまでの小道の緑の美しさにもとっても癒されます! アルデンヌ地方は公共の乗り物のアクセスがあまり良いとはいえない地域ですので、専用車での訪問が大変便利です。弊社では、ご要望にあわせてプランを練りますので、大切な旅のお手伝いをさせて頂ければと思います! ☆関連ツアー *冬のベルギー旅行☆ブルージュ宿泊&デルビュイ観光付き☆ 4日間 *★古城ホテルに宿泊★ 中世の世界へタイムトラベル アルデンヌ地方へ専用車でご案内 5日間 Fri, 04 Oct 2019 00:00:00 +0900 ブリュッセル 光と音のショーで壮麗にライトアップ http:///blog/item/12656.html http:///blog/item/12656.html  クリスマスマーケットの季節にヨーロッパ旅行をお考えの皆様、行先に悩むことも多いと思いますが、是非その候補地の一つにブリュッセルをお勧めします。今年もクリスマスシーズンにブリュッセルで光と音のショーが開催されます!期間は2019年11月29日から2020年1月5日までとなっています。 あのヴィクトル・ユーゴーに「世界で一番美しい広場」と言わしめたグランプラスに巨大クリスマスツリーが設置されるとクリスマスの始まりです。この光と音のショーでは、広場を囲む建物が実に壮麗です。市庁舎、王の家、様々なギルドハウスなどお昼間も十分に美しく目を見張るこの風景ですが、クリスマスシーズンには光のスペクタクルと音楽で輝きだします。 この催しでは、毎年異なるテーマでレーザーやプロジェクションマッピングによって広場が照らし出されます。この時期、グランプラスを見渡せるホテルの予約は早めにいっぱいになりますので、どうぞご注意下さいね! ベルギー・フランダース政府観光局公式HPより写真抜粋 また、グランプラスから証券取引所、聖カトリーヌ広場の周辺には、マーケットが立ち並びます。その数なんと250!モネ広場の前にはアイススケートリンク、聖カトリーヌ広場には大観覧車やメリーゴーランド、と人々のお祭り気分を更に盛り上げてくれます!特に55mの高さにまで達する大観覧車でこのイルミネーションを見渡すのは圧巻です。 そして、日本ではなかなかお目にかかれないのが、人形でキリスト生誕のシーンを再現した「クレッシュ・ド・ノエル」です。この文化は宗教弾圧によって教会が壊されていた頃のヨーロッパで人々が各家庭で隠れてお祈りをするために人形を用いたのが始まりとされています。 ヨーロッパで見られるクレッシュは小さな土人形(サントン人形)から等身大の人形まで実に様々です。フランス語では保育園のことをクレッシュと呼びますが、もともとはラテン語が語源でキリストが産まれたとされる小屋を指す言葉だったそうです。 そして、このグランプラスのクレッシュ、全てが人形と思いきや、なんと小屋の中の羊さんは本物なのです!日本人としては、キリストは馬小屋で生まれたと聞いたはず...。でも、ヨーロッパでは、キリストは「家畜小屋」で生まれたとされていて、この場面にも「羊」が登場するようです。 フランスやイタリアなどでもこのクレッシュの文化は根付いていますが、よーく見てみるとイエスキリストが加わる前と後が再現されています。グランプラスの建物がライトアップされる中で、神聖かつ厳かなキリスト生誕の場面...足を運ばれた際には、是非ともこの本物の羊さんにも注目してみて下さいね! グランプラスの光と音のショーは、レーザーやプロジェクションマッピングの華やかな側面とクリスマス本来のキリストの生誕に思いを馳せることもできる貴重な機会です。昼間のグランプラスとはまた違った幻想的なクリスマスを是非現地でお楽しみ下さいね。 【時間】 ・日~木曜日・・・ 17時から1時間おきに8分間程 Last show →22時 ・金~土曜日・・・ 17時から30分おきに8分間程 Last show→22時半 ・12/31・・・Last show→18時 (ブリュッセル市公式HPより) ☆関連ツアー *冬のフランス&ベルギー旅行☆華やかなクリスマスマーケット☆6日間 *冬のベルギー旅行☆ブルージュ宿泊&デルビュイ観光付き☆4日間 Wed, 25 Sep 2019 12:32:45 +0900 ベルギー第2の街 アントワープ http:///blog/item/11182.html http:///blog/item/11182.html  ベルギーの北部に位置し、オランダ国境まで約30kmの港町アントワープ。 今回はこの町の魅力を紹介します。 ベルギー第2の都市のアントワープは、世界有数の港町として有名で、ヨーロッパでは2番目に大きい港を有しています。 15世紀から商業・金融の中心地として発展した港町が、現在もベルギー経済を支えています。 また、クリエイティブな町としても有名で、有名な巨匠ルーベンスやファン・アイクなどを生み出しました。 さらに、ダイヤモンドの研磨・カットの中心地であり、質のいいダイヤモンド商店が多く存在しています。 そんなアントワープの絶対に外せない観光スポットを紹介します。 ①アントワープ中央駅 電車に乗って最初にたどり着くのはこのアントワープ中央駅。まるで大聖堂のような壮厳な建物は、20世紀の初頭に10年かけて建てられたネオ・バロック様式です。その外観は「鉄道の大聖堂」とも称されるほど。 ②聖母大聖堂(ノートルダム大寺院) 高さ123mの聖母大聖堂は、1351年に着工し、1521年に完成しました。聖堂内に入ってみると、真っ白で高い天井に圧巻されます。採光窓やステンドグラスから入ってくる光で輝いて見えるほど。また、ルーベンスの祭壇画が多数飾られており、注目すべきは中央祭壇の「聖母被昇天」と、左右の翼廊に飾られた「キリストの昇架」「キリストの降架」。他にも宗教芸術がたくさん所蔵されており、まるで美術館のような大聖堂です。 ③市庁舎 聖母大聖堂があるマルクト広場に面して建つアントワープの市役所です。イタリア人が参加したことからルネッサンス様式を用いた建築は美しく均衡となっています。残念ながら中を見学することはできませんが、外側からの見学でも一見の価値はあります。 ここアントワープで人気のお土産は、下の写真のような手の形をしたクッキーやチョコレートです。 これはアントワープに伝わるある物語に因んでいます。その伝説とは昔アントワープに住んでいたアンティゴーンという巨人がシュケルデ川の通行に重い税をかけその税を払わない旅人がいると片手を切り落としていたというのと、その巨人を倒したブラボーもその巨人の片手を切り落としたというものです。 街の名前も「hant(手)+ werpen(投げ捨てる)=(h)antwerpen(オランダ語)」のように、この物語を由来としていることが分かります。 ベルギー旅行をお考えの方は是非アントワープへ! ☆関連ツアー アントワープ日帰り観光 【片道送迎】ブリュッセル発→アントワープ着 ★ゲント&アントワープ観光付★<日本語ドライバーガイド> その他多くのツアーをご用意しております! Tue, 24 Sep 2019 16:06:08 +0900 ベルギー発祥菓子・スペキュロスとは? http:///blog/item/12648.html http:///blog/item/12648.html  チョコレート、ワッフルで有名なスイーツ大国・ベルギー。そんなベルギーではチョコレート、ワッフル以外にも是非食べていただきたいベルギー菓子がたくさんあります! その中で今回ご紹介したいのが「スペキュロス」です。「スペキュロス」と聞いてどんな菓子か思いつく方は多くないかもしれません。 「スペキュロス」とは、シナモンやナツメグなどスパイスが入った、バターたっぷりのビスケットのことを言います。 このスペキュロスは元々、12月6日「聖ニコラの日」を祝う際に食べられていたものでした。「聖二コラの日」とは300年頃の聖人で、貧しい子供達を救ったといわれる聖人・ニコラの命日で、ベルギーではこの聖人ニコラがモデルとなったシンタクラースがプレゼントを持ってやってくる日です。 シンタクラースは、トナカイならぬ“ロバ”に乗り、ピートというお手伝いの少年と一緒にやってきます。前日5日の夜、子供たちはロバの餌用のニンジンと、プレゼントを入れてもらうための靴や靴下を枕元に用意して眠り、いい子のところには6日の朝にプレゼントが置いてあるのです。 まさにサンタクロースのお話です。というよりもこのシンタクラースがサンタクロースのモデルとなったと言われています。 スペキュロスはこのシンタクラースを型取って焼かれたクリスマス菓子でしたが、今ではベルギー、フランスでは一年中食べられている主流の菓子です。        このスペキュロスで有名なのが、老舗菓子店「メゾン・ダンドワ」。ワッフルでも有名なこの店ですが、代々受け継がれるレシピを大切に昔ながらの製法でスペキュロスを作り続けています。 またこのスペキュロスはビスケットとしてでだけでなく、クレープに塗られたり、ティラミスに混ぜられるペースト状のものもあります。ベルギー・フランスのクリスマスマーケットではクレープ屋さんでよくスペキュロス味があります。 ベルギー伝統菓子・スペキュロスはその場で味わうにも、お土産に買うにもピッタリです!ベルギー旅行に行かれる際はお見逃しなく!     Thu, 19 Sep 2019 15:58:24 +0900