ベルギーの世界自然遺産　ソワーニュの森

2019-05-08

　ブリュッセルから車で20分ほどの場所にある、「ソワーニュの森」はベルギーで初めて、2017年に世界「自然」遺産に登録された場所です。都市観光やお買い物に少し飽きてしまったら、ブリュッセル郊外まで出て、自然を満喫する旅はいかがでしょうか。この公園の広さは5000ヘクタール....代々木公園の約80倍という広さです。

春になると咲く野生のブルーベル

森には四季の移ろいによって様々な野生の花が咲き、リスなどの小動物を目にすることが出来ます。この森はヨーロッパ・ブナの生態系が残されている数少ない場所です。森にはブナばかりではなく、たくさんのオークの巨木も生えています。自然の景観を広く元の姿に戻そうという「ヨーロッパの再野生化ネットワーク」にも登録し、野生動物や生態系の保護に力を入れています。

野生動物　テンの愛らしい姿

今年の3月には、テンという小動物が発見され話題になっています。テンとはイタチ科テン属の小動物で日本ではツシマテンが国の天然記念物に指定される程、希少な動物です。生態系の保護によって動物たちが森に戻ってきています。ソワーニュの森であなたも希少動物を見つけることができるかもしれません！

秋には、こんなキノコを森のあちらこちらで目にすることができますが、キノコ狩りは禁じられています。人々を毒きのこから守るというよりも、生態系、本来の森の姿やバランスを守るための決まりです。

森の中では、散歩を楽しむ人だけでなく、レンタル自転車やマウンテンバイク、釣りなど様々なアクテビティも楽しめます。ゆったり派にも活動的な人にとっても心地よい時間が流れています。都会の喧騒からちょっと離れたソワーニュの森で自然の癒しに触れてみてはいかがでしょうか。

＊ガイドと歩くブリュッセル2時間の旅については、こちらまで！

＊ブリュッセルを中心にベルギーの主な見どころを周遊するツアーについてはこちらをご覧下さい。