ベルギーでアートに触れる旅

繊維産業が盛んで、石炭や鉄などの資源が豊富だったベルギーでは、1830年代に大陸初（イギリスに次いで2番目）の産業革命が起こりました。工業化が進み、大量生産が可能になると、様々な製品が安く手に入るようになります。産業革命は人々の生活を豊かにしましたが、その一方で、安価で粗悪な製品を氾濫させ、人々の生活から芸術性を失わせていきました。

そんな時代に、「生活に芸術性を取り戻そう！」というコンセプトのもと生まれたのが、アールヌーボー（＝新芸術）という芸術様式でした。このアールヌーボー（アールヌーヴォー）を初めて建築に取り入れたのが、ヴィクトール・オルタというベルギー・ゲント出身の建築家で、ベルギーはアールヌーボー（アールヌーヴォー）建築発祥の地です。

アールヌーボー（アールヌーヴォー）建築の特徴といえば、鉄と大きなガラスを使用していること、そして、植物モチーフと有機的な曲線を多用していること。美しいデザインにうっとりせずにはいられません。

ヴィクトール・オルタは多くのアールヌーボー（アールヌーヴォー）建築を手がけましたが、その中でも特に素晴らしい4つの邸宅は、「建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群」として世界遺産に登録されています。この他にも、ベルギーには約500軒ものアールヌーボー（アールヌーヴォー）建築物が残っていて、随所にアールヌーボー（アールヌーヴォー）の欠片を見つけることができます。

シュールレアリズムの代表的な画家ルネ・マグリットはベルギー出身。ブリュッセルで24年あまりの長い年月を過ごしました。
黒い山高帽子やパイプ、大きく羽を広げた鳥と空・・・、不思議なマグリットワールドにはなぜか引き込まれてしまうものばかり。ブリュッセルのマグリット美術館には約200点もの作品が展示されています。
マグリットお気に入りのカフェやマグリットが学んだアカデミー、マグリットの家など、マグリットゆかりの場所を巡る旅はいかがでしょうか？

世界中で大人気の愛嬌あるタンタン。タンタンと白い子犬・スノーウィの名コンビが世界中をめぐる冒険物語「タンタン」はベルギー生まれです！
ブリュッセル市内を散策していると、タンタンの作者・エルジェによる壁画を多く見かけます。漫画大国ベルギーならではですね。
タンタンに会いに、エルジェ美術館、マンガ博物館、ブティック・タンタンなどを訪れるのもお勧めです♪
ワクワクしながらタンタン巡りの旅はいかがですか？

全てのツアーで、ご希望にあわせたアレンジが可能です！
例えば、「●●の町は行ったことあるので、その代わりに●●に行きたい」、「1日延長してゆっくりしたい」「足腰が弱いので、専用車で移動したい」「旅行中一度はリッチなディナーを食べたい」「日本にはまだ来ていないベルギーチョコレートをお土産に買いたいので紹介して欲しい」など・・・、ご希望をお聞かせ下さい。
また、ご旅行中に不安な事や質問などございましたら、日本語ガイド/アシスタントにも直接お尋ね頂けます。出発前も出発後も安心のベルギー旅行を実現します！