ベルギーと言えばブリュッセルやアントワープ、ゲントが観光都市として有名ですが、ベルギーには他にもまだあまり知られていない魅力に溢れた都市が多くあります。その中でもベルギーの歴史ある街・メッヘレンをご紹介します!
16世紀初め、オランダとベルギーが一つの国・ネーデルランドだった時代に、その首都であったのがメッヘレンです。マルガレータ女王が治めていた時代は、ヨーロッパの中心地として政治、経済、文化の中心を担い、大変栄えていました。
メッヘレンの中心・グロート広場にあるマルガレータ像
メッヘレンの中心・グロート広場にあるマルガレータ像
このように歴史ある街・メッヘレンでは300以上の歴史建造物・モニュメントが残っており、まさに「古き良き」街という印象を受けます。
メッヘレンはブリュッセルとアントワープのちょうど真ん中辺り、両都市に20分程という便利なロケーションに位置します。日帰り観光でも十分に楽しめますのでオススメです。
メッヘレン観光で欠かせない一番のスポットは聖ロンバウツ大聖堂です!この大聖堂は13世紀から約300年もの歳月をかけて建てられたものです。ここには高さ97mの場所に49個の鐘からなるカリヨンが2組みある鐘楼があり、この鐘楼は世界遺産に登録されている「ベルギーとフランスの鐘楼群」の一つです。カリヨンの奏者によるコンサートが開かれることもあり、タイミングが合えばその美しい音色を聞くことができます。また大聖堂ではヴァン・ダイクの「十字架のキリスト」が所蔵されています。
ここメッヘレンではまたバロック時代の巨匠ルーベンスの祭壇画「東方三博士の礼拝」が聖ヤン教会で観ることができます。
さらにメッヘレンで訪れたいのが「Kazerne Dossin Museum(カゼルヌ・ドサン・ミュージアム)」です。メッヘレンは第二次世界大戦中、ナチスによるユダヤ人・ロマ人の輸送拠点となり、ここから多くのユダヤ・ロマ人がナチスの強制収容所に送り出されたという過去を持ちます。この悲惨な過去を忘れないように、同じ歴史を繰り返さないように、このミュージアムではナチスの弾圧に耐え抜いた勇敢な人々のことを展示しています。
ベルギー・メッヘレンで芸術・歴史に触れる旅をしてみませんか?
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