キュベルドン(cuberdon)はベルギーの伝統菓子です。中に甘いシロップが入ったグミのようなキャンディです。19世紀後半にベルギーの大学街・ゲントで生み出されたと言われ、ベルギーでは国民的に愛されているお菓子です。キュベルドンは現地語で「鼻」を意味します。それを表すようにキュベルドンは錐形状の形をしています。
正確な起源は分かっていませんが、一説にはゲントの薬屋さんで売られていた喉用のシロップがあまりにも美味しくなかったために、フランボワーズのシロップを入れ、その残りをコーンフラワーの容器に入れて放置ししまったところ、偶然ボンボン状で固まった状態で見つかり、それが美味しかったためにボンボンとして販売されたというものがあります。
伝統的な味・フランボワーズに加え、今ではピスタチオやストベリー、メロンやさくらんぼ、コーヒーなどたくさんのフレーバーがあります。外側は硬めの感触なのに対し、中身はとろりとした食感はなんとも面白く、甘い濃厚なフルーツのシロップが口いっぱいに広がってやみつきになります。また添加物は使用していませんのでフレーバーの味がそのまま楽しめます。
ベルギー旅行の際はどうぞこのキュベルドンは味わってみて下さい。