16世紀から続く伝統の祭典・オメガング(Ommegang)


オメガング(Ommegang)とはベルギー・ブリュッセルにて開催される伝統行事です。ベルギーの伝統的なコスチュームを着る約1400人の出演者と光、音、アニメーションにとって中世の世界が再現される盛大なお祭りです。

 

「オメガング」とは古いフラマン語で「輪になって歩く」という意味で、14世紀にベアトリススートケンズによって聖母マリア像が祀られたノートルダム・デュ・サブロン教会の周りを行列したことに起源しています。

 

その後1930年にベルギー100周年を記念して行われたのが、ブリュッセルの歴史的出来事をこのオメガングで再現するということです。さらにまた数年後、オメガングを主催する委員会は1549年の神聖ローマ帝国のカール大帝とその息子フェリペがブリュッセルを訪問した際の歓迎の意を込めて行われたセレモニーをこのオメガングで再現することを決め、現在もそれが続いています。

 

このお祭りでは、グランプラスで盛大なショーが行われます。高い竹馬に乗った青年達の騎馬戦や旗を使ったパフォーマンス、フィナーレには花火が上がったりと、1549年のカール大帝とフェリペの歓迎セレモニーを再現する、とても見応えのある祭典です。またそれだけでなく、ブリュッセルでは伝統的な衣装をまとった人々や楽隊が町を練り歩くパレードブリュッセル公園では中世の村を再現する展示や馬に乗った騎士団などを見ることもできます。オメガングの期間中はブリュッセル中が中世の世界にタイムスリップしたようになります。

 

さらに驚くことに、パレードやショーの中で貴族に扮装するのは現在のベルギーの本物の貴族だということです!オメガングはブリュッセル一大イベントなのだということが分かりますね。

 

2019年の開催は626日(水)から628日(金)までとなります

ぜひこの時期にベルギー旅行をお考えの方はお見逃しなく!












ベルギーエクスプレス
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