ベルギーのお隣、ルクセンブルクってどんな国?①


ルクセンブルク…というお国、ベルギー、ドイツ、フランスに囲まれた小さい国ということ以外はあまり多くは知られていません。今日はルクセンブルクがどんな国か、探っていきます!



人口は59万人ほど、面積は神奈川県又は佐賀県位の大きさです。そして、20年以上も1人当たりGDPが1位という、世界有数のお金持ちの国です。1人当たりGDPとは、居住者1人当たりの稼ぎです。日本はGDPでは、世界第3位ですが、「一人当たり」に直すと26位とぐっと落ち込みます。確かに、日本はあまり豊かさを感じられないような…。数字で見ると、ルクセンブルクの人々は、日本人の2、6倍も稼いでいます。

ルクセンブルクは富裕層が多いというよりも、失業率も少なく全体的に格差の少ない社会といわれています。格差が少ないということは「テロ」も少ないのです!格差が少ない平和な国であることは旅の安全にも繋がりますね。



以前は鉄鋼業で栄えていましたが、経済を金融中心にシフトしていったところ舵取りが大当たり。もともとヨーロッパの中心に位置していることもあり、今ではヨーロッパを代表する金融センターとなっています。

ちなみに居住者の45%は外国人で、ルクセンブルクに住む人々は、ルクセンブルク語、フランス語、英語、ドイツ語の3~4か国語を話すことはごく普通のことだとか。EUでもっとも外国語ができるのはルクセンブルクと言われています。うらやましい限りです。



ミシュランガイドでは国民一人当たりの星の数も世界一という実績があり、実は「美食の国」ベルギーと並んでグルメ王国ともいえます。近隣諸国から影響を受けていて、ドイツ料理も多いです。旅行く人の感想としては、公衆トイレが綺麗で、ゴミが落ちていない、人々に品があるなどなど、ヨーロッパの良い部分が凝縮されています。

また、ルクセンブルクとその周辺国で作られるリースリングワインという白ワインは有名で、南東部はモーゼル川に沿って40km以上のブドウ畑が広がっています。つまり、白ワインは文句なく美味しいのです。リースリングは最近では甘口だけでなく辛口の品質も向上しています。


モーゼル川沿いのブドウ畑

経済的に発展していて、危険が少ない、ヨーロッパの真ん中で周辺国へのアクセスも良い、ご飯もお酒も美味しいとなれば、訪れたい国リストに堂々の仲間入りですね!もちろん観光地としても町全体が世界遺産登録されているので、見どころはたくさんです。(観光の見どころは次回に続きます!)

また、世界初の試みとして、「2020年には公共交通機関を全て無料にする」という取り組みが実現化に向けて動き出しています。今後のルクセンブルクに大注目です!



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ベルギーエクスプレス
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