ベルギーチョコレート Chocopolis


Chocopolis

 
ブリュッセルのグランプラスから中央駅に向かって歩いていく途中、ベルギーの政治家シャルル・ビュルスの噴水がある。広場になっていて、カフェやベルギー名物フリッツを売る店などが並んでいる。

平日の夜、観光客もまばらな時間にこの噴水前を通ると、不断は気にも留めない(人が多くて目に入らない?)小さな茶色い象が目に入った。
その後ろにCHOCOLATと見えたので、なんだコートゥドー(象がエンブレムの、スーパーなどどこでも買えるチョコレートのメーカー。日本にもたくさん輸入されている。)のお店かと通り過ぎようと思ったけれど、何か違った。
良く見てみれば店先に色々と書いてあり、お店の名前はショコポリスというらしい。
ちょっと変わった名前だなぁと思いつつ、どうやら個人のお店のようなので入ってみることにした。

お店に入ると、お店の男性にいらっしゃいませ!と迎えられ、普段チョコレートを自分で買わない私はちょっと見せてと伝えたが、見るだけじゃ分からないから是非食べてみてと、断っても何度も試食を勧められた。
なんでも、商品は全て店内から見えるガラス張りの厨房で作っていて、添加物などは加えていない、ちゃんとカカオバターを使っていてパームオイル(質の良くないチョコレートには代用で使われる)は使っていない、レシチンも入れていない、だからどうかお願いだから一つ食べてみてと。

さすがにダイエット中の私も、そこまで言うなら是非1つ戴いてみたいと伝えると、ショーケースから選んでくれと言われた。
どんなチョコレートが好きかショーケースの奥にいる自分の娘に伝えてくれれば、彼女があなたの好みに一番合ったチョコレートをお勧めすると。
彼女が私の好みを聞いて選んでくれたのは、ビターガナッシュだった。
ベルギーではどこのチョコレート屋さんのビターチョコレートでも結構甘い。
またすごく甘いんだろうなぁと思って恐る恐る食べてみると、なんととても美味しい!
甘さは控えめで、カカオの風味がしっかりしていた。

すると先程の男性が、うちで作っているチョコレートは全部手作りなんだよ、ベルギーチョコレートの伝統的な製法で作っていてね、高品質なんだ、よそのお店みたいにお金を稼ぐために質を落としたりしていないんだよ、と頑固そうな顔をして一所懸命に話してくれた。
なるほど、それで名前がショコポリス(ショコラのポリス)なのかも?と思ったが、Policeではなくpolisだった。
今度行ったら店の名前の由来を是非聞いてみようと思う。

試食が美味しかったので、カカオ70%のタブレットとチョコレートをいくつか購入した。
ミルクチョコレートも他店よりは甘さが控えめだった。
タブレットは素直にとても美味しかった。

ここのお店は他のお店よりもチョコレートが小ぶりではあるものの味が上品で値段も高すぎない。
ここにしかお店がないのでここまで来なければいけないが、中央駅から歩いて3分くらいのところにあるので、ブリュッセルを訪れる方には是非お薦めしたい。

帰り際に店主と思しき男性が、小さな日本語の冊子を見せてくれた。
それは、銀座三越の2014年ヴァレンタインチョコレート特集の冊子だった。
初めて日本に行ったんだよ、とても良かった、たくさん売れたんだ、と、笑顔で言っていた。


フランスのチョコレートとも、スイスのチョコレートとも違う、本物のベルギーチョコレートを味わえる。

"Chocopolis"
Rue du marché aux Herbes 110
1000 Bruxelles
( Hôtel HN Bruxelles Carrefour de l'Europe の 1階 )

※写真はイメージです。Chocopolisのチョコレートではありません。


 
 
 
 







ベルギーエクスプレス
ベルギーエクスプレス

  • ベルギーチョコレート
  • チョコレート
  • グランプラス
  • カルフールドゥルーロップ
  • ショコポリス
  • チョコポリス
  • 中央駅
  • 中央駅近
  • chocopolis