11月22日,ミシェル首相は,同日17時に行われた国家安全保障評議会の後にテレビ生中継の記者会見を行い、ブリュッセル首都圏地域における脅威度評価を維持する旨を発表しました。首相発言の概要以下のとおりです。 (1)22 日開催された国家安全保障評議会は、脅威度分析調整機関(OCAM)からの報告に基づき,ブリュッセル首都圏地域及びヴィルヴォルド市の脅威度評価はテロ の脅威最高レベル4、ベルギー国内の他の地域はレベル3を維持すると共に、21日から実施されている諸措置を延長することを決定した。 (2)これらの措置の実施に当たっては、次の三点を軸と考えている。 ・警察及び軍隊の要員強化。追加予算措置を講ずる。 ・多数の人数が集まる行事については「従来通り」の考え方(コンサート、大規模行事、駅、空港、公共交通機関、大規模商業施設にいかない)である。 ・交通については特に注意を払うこと。 (3)国家安全保障評議会は、23日ブリュッセル地域の全ての学校、高等教育機関(高等学院、大学)の閉鎖を勧告した。この勧告を踏まえてこれらは23日閉鎖される・ (4)地下鉄は23日は閉鎖となる。 (5)脅威度評価の新たな見直しは23日午後に行われる予定であり,その結果に基づき政府は,維持することで合意した同措置を再度検討する。 これにより、ショッピングセンターの入口での荷物チェックや、公共交通機関の規制に伴い店舗を閉める一般販売店も多くあります。 詳しい情報は随時ベルギー日本国大使館ウェブサイト(領事サービス・安全対策メールマガジン)他、外務省海外安全ホームページなどにてご確認ください。
ベルギーにおけるテロ脅威度(レベル4)における影響
2015-11-23