ベルギー南端、ルクセンブルクにも近く、フランスとの国境付近に位置するこの小さな町は、或るもので有名です。
ビールに詳しい方ならご存知かもしれませんね。
そう、ここはトラピストビール「オルヴァル」の生産地。
トラピストビールとは、トラピスト会修道院でいくつかの条件の下作られているビールのことで、「オルヴァル」はその名の通りオルヴァルにあるオルヴァル修道院で作られています。
世界には約170のトラピスト会修道院がありますが、トラピストビールが作られているのはそのうちの8か所（うち6か所はベルギー）のみ。
トラピストビールに認定されるためには下記の4つの条件をクリアしなければならず、これらの条件をクリアしていないものの修道院に縁のあるビールなどは、単に「修道院ビール」と呼ばれます。
＜条件＞
＜条件＞
・修道院の敷地内で作られていること
・修道院自身または修道院の直接指導によって作られていること
・商品展開は修道院内のコミュニティーによって決めること
・利益は修道院の運営や慈善事業に使われること
さて、「オルヴァル」といえば、世間に流通しているのは１銘柄のみ（紫色のラベル）ですが、実はもう一つの銘柄が存在していることをご存知でしたか？
一般に「オルヴァルグリーン」という名で知られているこの銘柄は、オルヴァル修道院の隣のレストランでしか飲むことができない貴重なもの。
修道士用に作られているものなので、アルコール度数は3.5%と低めです（トラピストビールはアルコール度数が高いものが多い）。
このレストランでは、同じくオルヴァル修道院で作られたチーズや、アルデンヌ産のハム（オルヴァルは緑豊かなアルデンヌ地方に位置しています）など、地元の味を味わうことができ、大変お勧めです♪
★オルヴァルを訪れるツアー 詳細はこちら★
ベルギー警戒レベル引き上げに伴う交通機関の状況（2015.11.26）
