ルネ・マグリットミュージアム


ベルギー出身のシュルレアリスム画家、ルネ・マグリットの作品が200点以上展示されている王立マグリットミュージアムでは、フロアごとに時代背景やマグリットの人生を辿りながら楽しむことが出来ます。

ミュージアムへ入るには・・・
- 入場するには隣にあるベルギー王立美術館のチケット売り場で入場チケットの購入が必要です。
- 券を購入したら、王立美術館のエントランスフロアからエスカレーターで地下へ進みます。
- マグリットの複数のパネルに囲まれた入場ゲート裏で荷物を預けたら、ミュージアムへ。
- 今度は地下から建物の3階までエレベーターで一気に上がり、上階から下へ降りつつ各フロアを周っていく仕組み。迷路みたいですね。

3階 1898年から1929年

マグリットが表現したかったシュルレアル(超現実)の世界観は、産業革命、第一次世界大戦、第二次世界大戦という、世界的な歴史において、また美術史において重要な転機を迎えていた時代に生まれました。
ここでは、マグリットの生涯、キリコの作品とシュルレアリスムの始まりについて時代背景を追いながら、マグリットの作品を紹介していきます。
母の自殺、パリでの下積み時代とジョルジョ・デ・キリコの作品との運命的な出会い、世界大戦などの影響を受けながら奔走する中、マグリットが自分のスタイルとして選んだシュルレアリスムとはなんだったのでしょうか。

2階 1930年から1950年
シュルレアリスムに目覚めたマグリットですが、画廊が潰れてしまい、パリからブリュッセルに戻って弟と広告代理店を始めます。
画家自身は「ばかげた仕事」と言ったそうですが、この時の仕事は、イメージの繰り返しと、彼自身の概念を把握することにより、自らのスタイルを構築するのに重要な役割を果たしています。このころベルギーは、ナチスドイツの強い影響下にあり、印象派やマグリットがようやく見出したシュルレアリスムは、頽廃芸術として弾圧を受けています。共産主義者でもあったマグリットですが、この時期マグリットたるシュルレアリスムの確立までの模索時代を過ごしていたようです。

1階 1951年から1967年
アメリカでの売り出しに成功し、50歳を過ぎてようやく画家マグリットの絵が高く評価され、評判を確立するようになります。
ミュージアムの最後のフロアでは、このベルギー王立美術館に貯蔵されるマグリットの大作を展示しています。
個人コレクター所有の貴重な作品も多数。
鑑賞の最後には画家自身の晩年のインタヴューシーンや、画家のインスピレーションに影響を与えた(画家が愛した)映画についてのビデオをご覧いただけます。



マグリットの世界を楽しんだ後には、ミュージアムショップでポストカード、ポスター、マグネット、ステーショナリー、書籍など充実したグッズを購入可能です。

王立マグリット美術館
3 Rue de la Régence - 1000 Brussels
開館日:火曜日から日曜日
入場時間:火~金 10時~17時
土・日 11時~18時
入場料金:大人8ユーロ
王立モダンアート・アンシエンヌアート美術館とのコンビチケット 13ユーロ 


ブリュッセル市内を歩きつつマグリットの人生を辿り、超現実主義を楽しむガイドツアーはこちらから↓
マグリットの不思議ワールド堪能★ブリュッセル1日観光







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