2016年エリザベートコンクール
はピアノが主役


今年のコンクールはピアノ部門です。

コンクールが行われるフラジェ(Flagey)の会場には世界中から82人の参加者が集まりました。
この会場となるRTBFというテレビ局は、ライブラジオ、テレビ、ウェブ、ソーシャルネットワーク上でコンクールのファイナルまでを追って行きます。

5月2日(月)から7日(土)にかけ、フラジェのスタジオで午後3時から8時の間に行われます。
バッハの前奏曲からハイドン、モーツァルト、ベートーベンやシューベルトのソナタが会場を満たすでしょう。

参加者はそれぞれ自分の演奏する曲目を4つ選択して参加します。
コンクールではこの4つの曲目から審査員によって選ばれた曲を演奏し、審査されます。

今回の参加者は世界中からエントリーを希望した318人の中選ばれた82人。そのうち女性参加者が25人。男性参加者が57人になります。
参加者輩出国は23カ国に上りますが、そのうち選出された割合が高いのはアメリカ、韓国、日本からの候補者です。
本国ベルギーからの参加者はフロリアン・ノアックさんとヤニック・ヴァン・デ・ヴェルデさん

日本人で選ばれた候補者は全部で9名

五味田 恵理子さん
今田 篤さん
片田 愛理さん
北村 朋幹さん
岡田 奏さん
酒井 有彩さん
崎谷 明弘さん
高木 竜馬さん
辰野 翼さん

参加者のリストは公式サイトの参加者リストをご覧ください。

5月7日のコンクール終了後、82人から選ばれた24人のセミファイナリストたちが発表されます。

セミファイナルは5月9日から14日。1日に4名ずつが演奏します。それぞれが王立ワロニー室内オーケストラとのコンチェルトでモーツァルトの協奏曲(KV466, KV467, KV503, KV537)から1曲。そしてベルギー人作曲家が作曲した協奏曲の演奏です。こちらはファビアン・フィオリーニという作曲家が、このコンクールのために作曲したものです。

そしてボザールコンサートホールで行われるファイナルは5月23日から28日。

ファイナルでは12名のファイナリストがエリザベート王妃音楽大学のキャンパス内にある施設に滞在し、外部との接触を経った状態で演奏に向けて8日間を費やします。というのも、ファイナルの課題曲のうち1曲は、ファイナリスト達が施設についた時点で渡される曲目、つまりファイナルの演奏8日前に知らされるといいます。









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