ボビンレースとはレースの型が描かれた台紙の上にピンを打ち、ボビンと呼ばれる木製の細長い糸巻きに巻きつけられた糸を交差させながら織っていくレース織り技術の一つです。手作りの繊細さに魅了される人は後を絶ちません。


レース産業が起こったのはルネサンス期でした。イタリアのベネチア、ベルギー・フランドル地方で同じ時期に芸術性の高い装飾品としてのボビンレース技術が生まれ、ヨーロッパ各地に広まりました。特にフランドル地方では時のローマ皇帝・カール5世が全ての修道院やベギン会の女性が身につけるべき技術として、レース作りを奨励していました。500年近く経つ今でもその伝統技術は受け継がれ、同様の品質を保っています。

17世紀に入ると、レースはヨーロッパの王侯貴族たちの間で富と権力の象徴となり、宮廷貴族社会でのレースの需要が高まりました。そしてレースは男性、女性問わずファッションに取り入れられるようになりました。


是非ベルギー旅行の際はこのベルギーの伝統工芸・ボビンレース製品をゲットしましょう!
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