その中で今回ご紹介したいのが「スペキュロス」です。「スペキュロス」と聞いてどんな菓子か思いつく方は多くないかもしれません。
「スペキュロス」とは、シナモンやナツメグなどスパイスが入った、バターたっぷりのビスケットのことを言います。
「スペキュロス」とは、シナモンやナツメグなどスパイスが入った、バターたっぷりのビスケットのことを言います。
このスペキュロスは元々、12月6日「聖ニコラの日」を祝う際に食べられていたものでした。「聖二コラの日」とは300年頃の聖人で、貧しい子供達を救ったといわれる聖人・ニコラの命日で、ベルギーではこの聖人ニコラがモデルとなったシンタクラースがプレゼントを持ってやってくる日です。
シンタクラースは、トナカイならぬ“ロバ”に乗り、ピートというお手伝いの少年と一緒にやってきます。前日5日の夜、子供たちはロバの餌用のニンジンと、プレゼントを入れてもらうための靴や靴下を枕元に用意して眠り、いい子のところには6日の朝にプレゼントが置いてあるのです。
まさにサンタクロースのお話です。というよりもこのシンタクラースがサンタクロースのモデルとなったと言われています。
スペキュロスはこのシンタクラースを型取って焼かれたクリスマス菓子でしたが、今ではベルギー、フランスでは一年中食べられている主流の菓子です。
このスペキュロスで有名なのが、老舗菓子店「メゾン・ダンドワ」。ワッフルでも有名なこの店ですが、代々受け継がれるレシピを大切に昔ながらの製法でスペキュロスを作り続けています。
またこのスペキュロスはビスケットとしてでだけでなく、クレープに塗られたり、ティラミスに混ぜられるペースト状のものもあります。ベルギー・フランスのクリスマスマーケットではクレープ屋さんでよくスペキュロス味があります。
またこのスペキュロスはビスケットとしてでだけでなく、クレープに塗られたり、ティラミスに混ぜられるペースト状のものもあります。ベルギー・フランスのクリスマスマーケットではクレープ屋さんでよくスペキュロス味があります。
ベルギー伝統菓子・スペキュロスはその場で味わうにも、お土産に買うにもピッタリです!ベルギー旅行に行かれる際はお見逃しなく!