
今回は冬に旬を迎えるもう一つのベルギーの食材チコリー(フランス語ではシコン(chicon))を使ったベルギーの家庭料理「チコリーのグラタン(chicons au gratin)」をご紹介したいと思います。


まず「チコリー」という野菜は皆さんご存知でしょうか?フランスでは「アンディーブ」と呼ばれたりもします。ヨーロッパでは広く栽培されていて、特にベルギーはその産地として有名です。かすかな甘味に加えて少し苦味もあるのが特徴です。また香りが良く、豊富なミネラルなどを含む、栄養価の高い食材として評価されています。


このチコリーが旬を迎えるのが冬です。この旬を迎えたチコリーをおいしく食べられるのがベルギー家庭料理「チコリーのグラタン」です。冷えたからだに沁みる優しい味にはまってしまいます。
「チコリーのグラタン」はチコリーをベーコンで巻き、ホワイトソース(ベシャメルソース)とチーズをかけていただきます。チコリーの苦みと、クリーミーなホワイトソースの甘みがとてもよくあいます。レストランでもチコリーのグラタンは見つけられますが、それぞれお店によって少しずつ違いますので自分好みのグラタンを探してみてはいかがでしょうか?


あまり有名ではないベルギー郷土料理ですが、チコリーの本場ともいえるベルギーで旬のこの時期に是非一度は試していただきたい料理です!

