ルーベンスだけじゃない アントワープノートルダム大聖堂の魅力


フランダースの犬に登場したことで、アントワープ、ノートルダム大聖堂のルーベンスの絵は日本人からのアントワープ観光において不動の人気を誇っていますが、この大聖堂お魅力はルーベンスだけではありません。

現在の大聖堂は1352年から1518年と、200年近くをかけて建造されたもの。もともとは5つの塔を建てる予定であったが、1500年中ごろ、宗教戦争ののちにアントワープの繁栄は失墜していきます。そして、5つの塔がそびえ建つ大聖堂の姿を見ることはありませんでした。
そこには、争いの痕跡や生と死との向き合い方について問いかけるような彫刻や、当時のキリスト教のありかたを感じられる作品であふれています。



大聖堂の中央にある説教壇は、1713年の作品です。アントワープ郊外の町にあったベルナルドゥス修道院におかれていたもので、ロココ様式のすばらしい彫刻が施されています。
説教壇を支えている4人の女性の姿をした彫刻は、当時認識されていた4つの大陸ヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカを表しており、カトリック教会の権力の広さを示すように、西洋の服をまとったヨーロッパは正面で堂々と立っています。
階段には細かく絡み合った枝にオウム、七面鳥、クジャク、ワシ、フクロウ、鶏などがとまっています。もともとこの説教壇を置いていたベルナルドゥス修道院の聖人ベルナルドゥスは、信仰の深いものは自然を呼び起こすことによってインスピレーションを得ることができると考えていたそうです。

素通りしてしまいがちな大聖堂の美術品たち。時を忘れ、是非ゆっくりとご覧になられてはいかがでしょうか?

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ガイドと行くベルギーハイライト★ブリュッセル+アントワープ 1日観光

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