アールヌーヴォーとジャポニスム
実はアールヌーヴォーと日本の関係は切っても切り離せません。
発端は19世紀まで遡ります。
欧州では18世紀から万国博覧会が開催され、それは自国がどこに植民地を持っているのか、どれだけ珍しい外国の物をも持っているのかを見せびらかすための場所でもありました。


日本の品々も19世紀に入ってから注目を集めるようになります。
特に浮世絵の影響は大きく、植物の自然な曲線や洗練された日本のモチーフ・色彩、シンメトリーでない図法などヨーロッパの伝統にないものがゴッホ・モネ・ガレ・クールベ・セザンヌ・ルノワールなど様々な芸術家たち(特にフランスの印象派の画家たち)に多く取り入れられ、ジャポニスムという一つの大きな芸術運動となりました。


フランス語の辞書にジャポニスムという単語が載ったのは1876年のことです。
このジャポニスムは特にフランスから始まり、ベルギーにも辿り着きます。
それがベルギーのアールヌーヴォーです。
ベルギーでは当初「鰻様式」と呼ばれていたのだとか。


印象派やアールヌーヴォーに日本人のファンが多いのはとても必然的なことなのかもしれませんね。
私たち日本人の伝統が西洋にどう取り入れたのか、ベルギーに見に来てみませんか?
2年に1度のアールヌーヴォービエンナーレ特別観光ツアー
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