パリ同時多発テロ追悼の意


11月13日パリで発生した連続テロ事件について、現在のところ、ベルギーでは特に入場観光施設の閉鎖や制限は実施されておりませんが、
フランスに限らず、ヨーロッパ全体にセキュリティが強化されているので入国審査や国際列車での持ち物検査が厳しくなっています。
また会社、役所、銀行、学校、レストラン、スーパーも通常とおりの業務、サービスを行っています。

ブリュッセルのグランプラスでは、テロの被害にあった犠牲者へ向けての追悼の意を表し、ブリュッセル市庁舎がフランスの国旗の色にライトアップされました。



((在ベルギー大使館より))
ベルギー政府は現時点で以下のとおり発表しています。

(1)ミシェル首相の反応
ミシェル首相は自身のツイッター(仏語および蘭語)で、以下のとおり犠牲者への哀悼と仏への連帯のメッセージを公表した。
パリで新たな悲劇が起きた。犠牲者と家族への支持と哀悼を表明する。ベルギーはフランスとともにある。
同首相は同様に自身のツイッターで、ベルギー国民に対して、不要不急の場合はパリに行くのを避けるよう呼びかけるとともに、公共行事における規制は強化されると述べた。
さらに同首相は、テロリストが仕掛ける恐怖の罠に陥らないよう、民主主義者は毅然とテロに立ち向かうべきであると呼びかけた。

ミシェル首相は14日夜、同日2回目となる国家安全保障評議会を開催し、同評議会終了後の記者会見で次のように述べた旨伝えています。
国家安全保障評議会は、脅威度分析調整機関(OCAM)による脅威見直しを了承し、多人数が集まる可能性のある大規模行事(スポーツ、文化)についての脅威度評価を2から3へ引き上げる(※)こととなった。これにより軍の出動が可能になる。保安レベルの引上げ・規制・警備要員の増派についての分析は行事毎に行う。

(2)レンデルス外相は、パリにおける暴力の犠牲者、家族、友人、全てのフランス国民に想いを寄せる、とのメッセージを自身のツイッターで公表した。 

(3)ヤンボン内務大臣の反応
当地ニュースサイトRTBF他によると、ヤンボン内務大臣は14日朝の電話取材に対し以下のとおり述べた。
現時点では、パリにおけるテロのベルギーへの影響を示唆するものはなく、いかなる措置も実施されていない。しかし、自分(ヤンボン内務大臣)は昨晩、連邦警察および地方警察に、多くの人々が集まる場所での警戒を高めるよう指示した。連邦警察は仏警察と協力して国境規制を行う。ブリュッセル空港、高速鉄道タリスが到着するブリュッセル・ミディ駅における規制も同様である・
パリとベルギーの間の航空便には影響はない。
我々は刻々と事態を把握しており、リスク情報があればただちに必要な措置をとるが、現在のところそのような情報はない。








ベルギーエクスプレス
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