ベルギー旅行・ツアーのトリビア フラワーカーペット(2)


前回に引き続き、フラワーカーペットの歴史を振り返ってみましょう。


第3回目のフラワーカーペットは1979年に開催されました。
1979年は、979年にブリュッセルが創設されてからちょうど1000年という記念の年でしたので、ブリュッセルの守護聖人・大天使ミカエルを表したフラワーカーペットが造られました。


第4回フラワーカーペットは1980年の開催でしたので、2年続けてブリュッセルのグランプラスが花で彩られたことになります。
1980年はベルギー建国150周年という記念の年でしたので、「団結は力なり」という国の標語の下、ベルギーのライオンの国章をモチーフにしたフラワーカーペットが造られました。


1986年は転換の年でした。
それまで不定期にしか開催されていなかったフラワーカーペットが、この年以降、2年ごとに定期的に開催されるようになったのです。

ブリュッセル市の主導により、(かつて存在し、ブリュッセルが属していた)ブラバント州や、ブリュッセルの貿易協会と協力して、「ブリュッセル・フラワーカーペット」協会が設立されました。
そして、ブリュッセル・フラワーカーペット協会は、新しく規則を定めます。

その規則とは…
・イベントは、隔年の8月15日の週末に3~4日かけて開催すること
・イベントは、音と光のショーや花火、ジャズコンサート、その他の伝統的な民俗芸能によって、より良いものにすることができること です。


1986年の第5回フラワーカーペットのテーマは「ブリュッセル市の紋章」でした。
そのため、再びブリュッセルの守護聖人である大天使ミカエルが勇敢にも悪魔を踏みつけている様子がモチーフとなり、種や葉っぱを用いて造られました。


ブリュッセルで行われる一大イベントなだけあって、大天使ミカエルがよく登場しますね!

次回も引き続き、歴代フラワーカーペットのお話をしたいと思います。


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