2年に一度、フラワーカーペット協会は、イラストレーター、グラフィックデザイナー、造園家の各専門家を集めて委員会を結成します。
テーマは毎回異なり、主要なイベントを記念するものであったり、国や大陸、都市の紋章などであったりします。
(ここまでの「フラワーカーペット トリビア」を読んでくださった方は、既にお気づきのことと思います。)
テーマが決まり、大まかな下絵ができると、必要な花の数が計算され、色の組み合わせが決定されます。
そして、何十万にも及ぶ切り花を、かなり早い時期から農家に予約します。
フラワーカーペット開催の数日前になると、原寸大の図面が、グランプラスの石畳の上に敷かれた、穴の開いたプラスチックシート上に描かれます。
いよいよ花を敷き詰める作業の開始です!
100人以上のボランティアが集まり、4時間足らずであの巨大な花の迷路を完成させます。
お披露目の前日、花と花の隙間が芝で埋められます。
花々は非常に高い密度で敷き詰められるので、風で飛ばされることはありません。
それどころか、花自体が「微細気候」を作り出します。
どういうことかというと・・・
もし熱波がきた場合、芝に水をやり、枯れないようにする必要があります。
もし雨が続いた場合、芝は3日間で4~5cm伸びることもあります。
いすれにせよ、花々は4日間、新鮮で美しい状態に保たれます。
2年に一度!ブリュッセル・フラワーカーペット2016 ツアー一覧