<ベルギーの芸術>映画『ミケランジェロ・プロジェクト』


ジョージ・クルーニーが監督・脚本・制作・出演の4役をこなす映画「ミケランジェロ・プロジェクト」
原題「The Monuments Men」
日本では1月から公開されていますが、第2次世界大戦時、ナチスドイツ軍によって略奪されていた5000万点以上にも及ぶ膨大な絵画、美術品の奪還、保護、そして返還を目的にアメリカで結成された通称「モニュメンツメン」。美術のスペシャリスト達が前線へ乗り込み、隠された美術品の数々を追い求める実録サスペンスです。

既にご覧になられた方もいるかと思いますが、この映画の中で、中心的役目を果たしているのが、ベルギーのゲントにある祭壇画「神秘の子羊」、ブルージュにあるミケランジェロの聖母子像「ブルージュのマドンナ」なのです。

このミッションによって破壊されそうになりながらも無事奪還された美術品たちは、それぞれの所有者へ返還され、私たちの目に触れることができるのでした。

お伝えしたいのは、歴史に残る実話であるということ。
そして、多くの作品がナチスドイツ軍に持ち出された際に大きな損傷を受けてしまったり、あるいは破壊されてしまったという事実があることも。

「神秘の子羊」も運び込まれた先で著しく損傷し、その修復が行われています。
その傷はそれが、さほど遠くない昔に起こった悲劇と芸術を守るために命をかけた男たちの活躍の証拠でもあります。

こちらの映画のプレミアム試写会は、神秘の子羊が置かれているゲントの聖バーフ大聖堂で行われたそうです。

ゲントの祭壇画「神秘の子羊」について」こちらで少し紹介しています。
神秘の子羊1
神秘の子羊2
神秘の子羊3


※最新情報はHPをご確認ください。
※本blogに記載されたURL等は予告なく変更される場合があります。
※本blogの内容は正確な記述につとめていますが、内容に対してなんらかの保証をするものではなく、内容やサンプルに基づくいかなる運用結果に関しても責任を負うものではありません。








ベルギーエクスプレス
ベルギーエクスプレス

  • ゲント
  • 神秘の仔羊
  • 聖母子像
  • ミケランジェロ
  • ミケランジェロプロジェクト
  • 映画
  • ベルギー